こんにちは!採用広報のねぇさんです。
今回は2020年8月入社「ふちこ」のインタビューです。ぜひ、ご覧ください!
ーー今日はよろしくお願いします!はじめに自己紹介をお願いできますか。
よろしくお願いします!2020年8月入社のふちこです。大分出身で大学の農学部を卒業後、新卒で青果の仲卸会社に就職しました。その後転職してマーケティングリサーチ会社と経営コンサルティング会社を経てUGに入社しました。
ーー農学部出身だったのですね!青果の仲卸会社ではどんなお仕事をしていたのですか?
最初は営業部に配属され、加工食品の商品管理や受発注を中心にパートや派遣社員の労務管理、営業数値の集計・分析・改善提案などもしていました。業務のなかで「ここはこんなふうに改善できるんじゃないか」と思ったことをどんどん提案していたら経営企画部へ異動になり、全社的な業務改善のプロジェクト管理を担当することになりました。
ーー前向きな姿勢が異動のきっかけになったんですね!
最初は意気揚々とプロジェクトを進めていました。ところが、会社として正確な数字を把握した上で業務改善を推進したいけれど、社内で数字の正しい集計方法が確立されておらず、何が正しいのか判断できる人が一人もいないことがわかりました。数字の出し方、読み方、仕事の進め方など、「正しいかどうかを自分で判断できない」そんな状況のまま仕事をすることに限界を感じ、「専門性を持った人のもとで学びながらスキルアップしたい」と転職を考えるようになりました。
青果・物流業界は”気のいいおっちゃん”が多いというか、良くも悪くもフランクなので、一般的なビジネスマナーを学んで実践することがなく自分の振る舞いに自信がなかったんです。転職に際しては「私には人から信用してもらえる社会経験が何もない!」と焦りを感じ、秘書検定を取ったこともありましたね(苦笑)
ーー今のふちこからは想像できません!2社目はどんなお仕事だったのですか?
マーケティングリサーチの会社には第二新卒枠で入社しました。最初に配属された部署はデータアナリティクス部門でした。ここでは、消費者の購買データの集計・分析・レポーティング、そして分析の仕様決めなどに携わりました。そして1年~1年半ほど経ったころ、新たにデータ分析・活用のコンサルティング部門が立ち上がることになり、「新部門のメンバーにならない?」と誘いを受け異動することになりました。私が担当したのはBIツールを使ったコンサルティングの運用整備です。読みやすいデータの見せ方を学んで、ダッシュボードの作り方やKPIの設定方法をマニュアルに落とし込んだり、お客様に受けていただく研修資料を作成したりしました。
ーー1社目のときに感じていた「焦り」に変化はありましたか?
はい。リサーチ会社を選んだ背景には「どうしたらいいかわからない状態をなくしたい」「わからないことを自分で解決できるようになりたい」という思いがありました。リサーチという「何も手段がないところから答えを探す」というプロセスはきっと私にその体験をさせてくれると考えたんです。リサーチの仕事自体に深く関わることはなかったものの、正しい数字の把握や仕事の進め方、わからないことに直面したときの突破法などを身につけることができ、自分のスキルや仕事の進め方に少し自信を持てるようになりました。
ーーそんななか、二度目の転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか。
体調を崩してしまったんです。学生時代からここに至るまで、大体のことはわりと卒なくこなせていた方だったのですが、2社目は業務内容が難しい上に優秀な人が多く、終電まで働いても仕事をさばききれなかったり、理想と現実のギャップが埋まらず苦しみました。
優秀な人の言葉って、できない自分にものすごく刺さるんですよね・・・。体力が有り余って元気だったら「じゃあどうやったらできるようになるんだろう」とポジティブな方に考えられたかもしれないけど、そのときは「どうして自分はできないんだろう」とネガティブな方に思い悩んでしまいました。
ただ、周りの人たちのレベルが高かったおかげで私自身もスキルアップできたと実感しています。転職した目的であるスキル習得がある程度できたなと思い始めたころ、リサーチ会社で身につけた集計・分析・レポーティングのスキルを活かしつつ「業務改善がサブタスクではなくメインタスクになる職種ってなんだろう?」と考えたとき、BPR(業務改善)コンサルタントという職種の存在を知りました。
ーーふちこの前向きなところ、素敵です!転職活動はいかがでしたか?
面接を受けるなかで「BPRコンサルタントは、体系的な知識を持っているかどうかも重要だ」ということがわかりました。私が今までやってきたことはビジネスプロセスの一部を良くする仕事だったので、体系的な知識は持っていなかったんです。加えて、業務改善の実践経験が足りないということで内定には至りませんでした。
体調を崩したばかりだったこともあり、「いきなりコンサルタントになるのはハードすぎるかな・・・」と考えていたところ、経営コンサルティング会社のアシスタントで採用が決まりました。
ーー3社目でのお仕事はいかがでしたか?
電気やガスのコスト削減をコンサルティングする部署に配属されました。
2社目のときからマクロを組んだりSQLでデータ抽出をしたりすることはありましたが、3社目ではツール同士を連携させて受け取った請求書の入力作業を自動化したりしました。2社目で身につけたスキルを3社目で応用することができ、仕事自体はすごくおもしろかったのですが、職場環境が合わず半年で退職してしまったんです。
3回目の転職をするにあたり「これまでの経験も踏まえつつ、専門性を高めていける仕事に就きたい」と考えました。「業務改善」をキーワードに、システムの面からコーポレートIT、経営数値や数値分析の面から経営企画を中心に求人を見ていたところ、UGからスカウトをもらいました。当時の採用担当者と話して「こんな自由な会社あるんだ」と思いましたね。その後は数回の面談を経てトントン拍子に進みました。
ーーUGに入社した決め手は何だったのでしょうか?
コーポレートエンジニアも業務改善の経験を活かしつつ、ITツールに幅広く関わって会社のITの全体最適に取り組める仕事だと考えたからです。
そのなかでもシェアード社員は、業務範囲や働き方などを個人の裁量で決められるところが魅力的でした。たとえば会社全体でITツールを導入するとなったとき、「会社の成長戦略として取り組みましょう」という立場より、現場の人と直接対話をしながら「現場にとって意味のある改善ができそう」と思ったんです。
ーー実際に入社してみて、いかがでしたか?
入社時研修が終わってすぐ、1社のお客様でヘルプデスクやシステム運用をしました。コーポレートITは未経験だったので、わからないことは自分から積極的にお客様先のコーポレートIT部門の方やスクラム(※)メンバーに聞きながら仕事を覚えていきました。
最近はヘルプデスクやシステム運用のほか、お客様の課題整理に携わることが増えました。具体的な内容としては定常業務の運用正常化やコーポレートIT部門全体の工数削減、課題の優先順位付けです。
※スクラム=お客様ごとに、その企業を支援するメンバーで構成されたグループ
ーーお客様の課題整理をするなかで意識していることは何ですか?
お客様が課題を抱えるに至った経緯や苦労を知り、そのことを意識しながら対話することを心がけています。パッと見で「なんで今までこれでやってたの?」と思っても、そこにはお客様なりの理由があります。それを知ろうとせずに別のやり方を提案しても、お客様の協力が得られなかったり説得ができず、独善的な仕事になってしまうと思うんです。
シェアード社員はお客様企業に入り込んで仕事ができるし、お客様内部のことを知りたいと思ったらどんどん聞ける立場だからこそ、気をつけています。
ーーそのことを意識することでお客様との関係性に変化が生まれたエピソードがあれば教えてください。
ヘルプデスクをする場面である社員の方とお話しした際、はじめは『現場を知らない管理部門の人でしょ?』と思われているような壁を感じていました。もう少しコミュニケーションが取りやすくなればいいなと思い、問い合わせの本題とは別の話題を出してみたりしました。「立場は違うけど、その部分はちょっとわかります」と相手の方を理解できる部分を探しながらお話しているうちに、だんだんとその方のほうから歩み寄ってくれるようになり、今では本音をポロっと言ってもらえるようになりました。
ーー大きな変化ですね!
コーポレートエンジニアはいろいろな部署の人と関わる仕事なので、ただの「外部から来た業務委託の人」ではなく、いかに「ちゃんと対話ができる、近づきやすい社員のような人」になれるかが大事だと思っています。自分の働きやすさにもつながりますしね。
ーーそういえば、産休・育休も取得していましたね。
2022年春から1年間お休みしました。産休に入る前はつわりがひどく休みがちになってしまい、一緒のスクラムになった新卒メンバーにはずいぶんと負担をかけてしまいました。それでも彼女は多くの業務を巻き取りながら一緒に仕事をしてくれて、半年ほどで日々の業務も課題推進も一人で進められるようになり、見ていてとても頼もしさを覚えると同時に、こういった事情を支えてもらえることに感謝でいっぱいでした。
ーー復職から1年半ほど経ちましたが、いかがですか。
出産前はすべての時間を仕事に振り切っていました。終了時間が不確定な法定停電にも対応できたし、一時的に仕事が増えても、時間の制約がなかったので特に問題ありませんでしたし、勉強も調べ物も思う存分やっていました。
ところが、復職1年目は、出産・育児という自分の体や生活に大きな変化がある中で自分がどこまでやり切れるかなかなか見極められず、周囲の期待と自分の現状が追いつかないことがありました。子どもが体調を崩すと自分も体調を崩してしまうことがあり、「やりたいことはたくさんあるのに、余力がない!」となることもあり、限られた時間や体力をどのような配分で使っていくか、今も試行錯誤している段階です。
シェアード社員の働き方は「どんな行動も自分に返ってくる」という感覚があります。自分がやりたいことにチャレンジするのも、時間や働き方の調整をするのも自由。すべて自分次第。自分に言い訳する余地がなくなるこの働き方が、私の成長のカギになっていると思います。
ーー入社5年目になりましたね。ふちこが感じているUGのよさは何でしょうか?
仕事上のストレスがないことです!UGメンバーは一人ひとりが自分の考えをしっかり持っていて、全社会などイベント時にディスカッションするときも、社内で打ち合わせするときも、それぞれ意思をもって発言しているなと感じます。私のなかでモヤモヤすることがあっても、中身のない発言で受け流されたりすることはありません。論理立てて説明してくれる人が多いし、いい意味で淡々としているというか、ほどよい距離感が気に入っています。
私自身、納得できないことがあると結構突っ込んで聞いてしまうタイプで(笑)会議で喧々諤々やっても、会議が終わったあとはフラットに声をかけるように心がけています。仕事のやり方や進め方と相手の人格は別。一つのやり取りで起きた衝突を他や後に引きずることはしないようにしていますが、UGメンバーもそういう人が多いなと感じています。
ーーこれからの展望を教えてください。
コーポレートIT全体の業務を見直し、全体を最適化していくようなプロジェクトに関わっていきたいです。今自分が持っている知識や経験でやっていけないことはないのかもしれませんが、自分ではコーポレートエンジニアとしてまだ経験が不足していると感じているので、もっと幅広く経験を積んで、引き出しを増やしていきたいです。
今は子どもが小さく時間が限られているので、自分のペースで体系的にコツコツ学んでいこうと思っています。最近はITIL(R)ファンデーション取得のために勉強しています。
ーーお子さんとの時間も大切にしながら今できることを着実に進めているなんて、すごくふちこらしいですね!それでは最後の質問です。ふちこにとって、UGとは?
“コーポレートITフリーランス組合”みたいな場所だと感じています。自分はいつもそこにいるわけではないけれど、何か困ったことがあればすぐに相談できるし、声をあげたらすぐに助けてくれる。会社組織というより、コミュニティと表現するほうがしっくりきます。
正社員として働ける安心感もありながら、主体性を発揮してフリーランスのようにも働ける。プライベートで交流を深めているメンバーもいれば、仕事での交流に重きを置いているメンバーもいる。頼ったり頼られたり、メンバー一人ひとりが独自の距離感を保ちながらUGという場所とつながっている。それがUGのおもしろいところですね!
ーーこれからもふちこの活躍を楽しみにしています。今日はたくさんのお話ありがとうございました!