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UGの日常

児童養護施設職員からコーポレートエンジニアへ。「自ら行動する」を大切にしています。 - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

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2022.04.06

児童養護施設職員からコーポレートエンジニアへ

2018年5月入社のかっぱです。今年で31歳になります。

UG入社以前、私は児童養護施設で4年間働いていました。さまざまな原因で親御さんと一緒に暮らせない子供たちが暮らす施設です。2歳~18歳まで、日常の生活や勉強のサポート、地域活動への参加などが主な仕事でした。

正直、ITにつながる経験はほとんどありません。施設内では比較的PC関係に詳しい方だったので、ちょっとしたPCトラブルや調査などを担当することはありました。

学生時代から、サポートを必要としている人の助けになるような仕事をしたいと考え、大学では心理学を学びました。私はもともと困っている人を放っておけない性格だと思います。「自分があのときなにかできたのではないか」と後悔するのが嫌なんです。また、一人で行動することをポジティブに捉えるほうなので、自分で自分の行動を決めることも元から好きです。

そんな自分の性格とも相まって、少しでもサポートを必要としている子供のために自ら動こうと、児童養護施設で働くことを決めました。

一方、福祉の仕事はとても体力を使う仕事です。信念を持って仕事を続けていましたが、私が担当していた子供たちが施設を卒業したり、節目を迎えたりするなかで「一つ大きな貢献ができた」という実感もありました。また「自分のプライベートもそろそろしっかり組み立てていかなければ」「どこかで環境を変えなければ」という想いもありました。

とはいえ、子供たちを悲しい気持ちにはさせたくない。転職をするタイミングはとても悩みましたね。自分が担当している子供たちが卒業するタイミングを考慮した上で、ある程度先の時期の入社でも許容してくれる会社を探す必要がありました。

UGを知ったのは企業が集合する転職イベントです。同じ職場の同期の人について行ったのですが、たまたまUGのブースが空いていて話を聞きました。そのときはまだ、「IT未経験でもチャレンジできますよ」という言葉を聞いて、「考えていいかな」というくらいでした。採用面談ではたくさんのUGメンバーとお話しました。プライベートのことも考えての転職なので、たとえば子育てなどのライフイベントとどう向き合うかも大事なポイントだったので、女性メンバーとお話もしましたね。この会社であれば自分でワークスタイルを決められると思い、転職を決意しました。

「あの人に任せれば大丈夫」というような存在になりたい

今も昔も「これができるようになりたい」という自分の専門性や目指す方向は定めていません。ITの分野は広く学んだ上で、「あの人に任せれば大丈夫」というような存在になりたいと思っています。

入社直後は担当するお客様がなかなか決まりませんでした。採用面談中にITパスポートを取得しましたが、実際、どういったものか想像がつかないくらい、何も知らなかったんですよね。たまたまかんちゃんがご支援しているお客様でOJTをやりながら、マニュアル作成や新システムの導入支援、ヘルプデスクなどの定常業務を行えるチャンスがあり、業務に参画させてもらいました。「ネットワーク図はこういうものだよ」「これがサーバー、これがスイッチ」などコーポレートITのイロハをさまざま教えてもらえ、とても感謝しています。半月ほどで、私は別のお客様を担当することになったのですが、「あの子また来てくれないかな」と担当者の方から言っていただいたという話を聞き、とてもうれしく思いました。まだ何もわからなかった私に価値を感じていただけたのは、笑顔でいるように努めていたからかな、と思います。日頃のヘルプデスク業務は困っている社員の方をサポートすること。「困っています」と話しかけてもらわないと仕事が始まらないんですよね。OJTを始めて「これは周りから話しかけてもらう仕事なんだ」と気づいたので、まずは笑顔でいて、話しかけてもらいやすいように気をつけていました。

IT系の仕事は、ある程度知識・経験があれば一人で進めることもできなくはないと思います。でも、いざ他の方に聞いたり相談しないといけない問題が発生したときに、いきなり話しかけるのは居心地が悪いし仕事もしづらいと思うんです。

その後も目の前の困っているお客様をサポートするようにして行動してきましたが、結果運がよく、広くコーポレートITを学びながら、自信を持てる領域を作れるようになってきました。

最初にご支援することになったお客様では、ヘルプデスクや業務システムの運用をしながら、Microsoft365の導入に携わることができました。未経験の導入業務も、お客様社員の方や一緒にご支援をするUGの先輩社員から教えてもらいつつ、ある程度任されて推進をすることができ、貴重な経験ができました。

また、入社1年ほど経ったときから他の会社も見てみたいと思い、2社のお客様を同時にご支援するようになりました。新たに担当することになったお客様は、UGから私一人でご支援をしていました。1社目のお客様の経験から、わからない問題に対してどうアプローチしたらよいか想像がつくようになっていたので、チャレンジすることができました。ここでもMicrosoft365が導入されていたこともあり、詳しくなる分野が持てたことで自信にもつながりました。

コーポレートITの仕事は性に合っているなと感じます。元々数学が好きで、「与えられた前提から解をだす」ということに達成感ややりがいを感じるんです。問題を解決していく仕事っておもしろいなと思いますね。

また、問題を解決するプロセスでのお客様との関係性も常に大事にするようにしています。特に気をつけているのは、「教えてくれたことに反応する」ことです。「この内容であっていますか?」「教えてもらった内容で解決できました」とフィードバックしていくことで、また次に自分が困ったときに教えてもらえるように行動しています。

「教えてくれない」と他人に文句を言うのは簡単なことです。でもそう言っていても結局ものごとは解決しません。まずは自分が変わって、周りが変わってくれるように信じて行動しつづけることが大切なのだと、前職の先輩に教えていただきました。今でも大事にしている言葉です。

「自ら行動する」を大切に

今後は自分の成長、UG社内をより良くする活動など、さまざまやりたいことがあります。

自分の専門性、方向性は定めていないとお話しましたが、せっかくMicrosoft関連のシステムに詳しくなれたので、今年は資格を取ろうと勉強中です。

また、2021年から事業部のユニットリーダーを務めるようになり、2022年も継続しています。2020年に結婚したこともあり、プライベートをより充実させたかったので、「ユニットリーダーをやらないか」と声をかけてもらったときには正直悩みました。一方でビジネスパーソンとして伸び悩みを感じていた時期でもあり、「リーダー業務にとりくむ中でスキルを伸ばしていく方向もありだな」と思いました。コーポレートITの技術レベルを上げていくだけではなく、新しいことに挑戦しよう、とユニットリーダーになることを決意しました。

やってみると、かなり難しいことがわかりました。ITのようにパッと答えがでないんですよね。どうしたら売上の目標を達成できるか、どうしたらメンバーが仕事のやりがいを持ち続けながらそれを達成できるのか、フリーランスのように各自が動くUGでリーダーとして何ができるのか、「これ」という答えはありません。ユニットリーダーとしても「結果が出た」と言えるように頑張っていきたいです。

また他のUG社内の活動として、ゆいゆいさんが企画したレクリエーションイベント、「ゆるっとユナイト」にも継続的に参加し、運営にも関わっています。いつも仕事を一緒にしている固定のメンバーで集まるのではなく、いろんな人が関われるような場をつくって、声をかけやすくなるつながりを広げていきたいと思ったんです。みんなでボードゲームをやったり、エスプレッソに詳しいまるもの紹介でみんなでおすすめのカフェに行ったり。とても楽しかったです。

UG入社当時に考えていたプライベートとの両立は、ずいぶんと実現できているなと感じます。また、ワークライフバランスをみんなでよりよくしていけるように、今後取り組みたいこともあります。

「もっとこうなったらいいのに」と不満をいうのは簡単かもしれませんが、UGは自ら「こうしていきたい」と取り組めるのがよいところですね。育休、産休明けの仕事との付き合い方、育児中の仕事のしやすさなどは、いろいろな工夫ができると思いますし、福利厚生も、より働きやすくするサービスがたくさん出てきています。自ら考え、今後の働き方を提案していきたいと思います。

お客様のご支援でも、UG社内でも、「自ら行動する」を大切に気持ちよく働いていきたいですね。

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