こんにちは。採用広報担当のドラゴンです。
今回は産休育休を経て2022年4月に復帰したシェアード社員、こんちゃんのインタビューをお送りします。
ーーこんちゃん、お疲れさまです。本日はインタビューよろしくお願いします。今年は同じユニット(インソーシング事業部に紐づく細かな活動単位)になり、お世話になっています!
よろしくお願いします!
ーー早速ですが、UGに入社してからこれまでの活動の流れを教えてください。
私は2020年の4月入社です。入社後、今ではUGで一番稼働メンバーも売上も多いお客様の初期メンバーとして1年間ご支援した後、2021年の4月から産休育休をいただき、2022年の4月に復帰しました。復帰後はお休みをいただく前にご支援していたお客様を再びご支援しています。
ーー振り返ると目まぐるしい2年半でしたね。産休育休期間はどんなことを考えていましたか?
休み過ぎて「私は社会に戻れるんだろうか」と不安に思う気持ちと、「早く働きたい」という前向きな気持ちがどちらもありましたね。孤独感も感じましたし、誰かに会って話すと気分がよくなることもありました。子育てをしていても少し手があくときもあります。「今の時間に仕事をして、誰かのためになることができたらいいのになぁ」と思うこともありましたね。テレワークで業務ができることをわかっていたこともあり、復帰の時期が近づくにつれて「早く働きたい」という気持ちのほうが高まっていきました。
ーーそうだったんですね。とてもスムーズに復帰した印象がありますが、大変だったことなどありますか?
概ね大きな問題はありませんでした。緊張はしていましたが、「戻っていいんだろうか」みたいなネガティブな気持ちになることはありませんでしたね。すぐにお客様のご支援を再開できましたし、周りのメンバーも育休明けということをお客様に伝えるサポートもしてくれ、子供が保育園をお休みするなどの場合でも調整を行うことができています。
ーーそうなんですね!順調に復帰できたのはなによりです!
最近は趣味のバドミントンの方も再開されたと聞きました。どんな活動をしているのでしょうか。
そうなんです。バドミントンは学生時代からずっと続けていて、周りの環境や運に恵まれていたこともあり全日本社会人の大会で日本120位までいったことがあります。最近も大会に出場して、2022年の全日本社会人大会と関東総合という大きい大会への出場権も獲得しました。
ーー公私ともに精力的に動いているんですね!すごい!
ーーUG入社までのことも教えてください。もともと大学ではなにを学んでいたのですか?
大学時代は社会学部で公共政策を学んでいました。
ーー元々は文系なのですね!ITの仕事はいつから始めたのですか?
新卒入社のときからIT系の仕事でしたよ。就職活動のときは正直やりたいことがわからなかったです。とりあえず1、2年したら転職することを前提に就職をしようと思いました。漠然と「これからITの時代だから出遅れないようにしないと」という気持ちがあったので、SIerに入社したんです。コンシューマー向けのスマホアプリや工場の在庫管理システム、保険会社のシステムまで、フロントエンドもバックエンドも、上流も下流も幅広く経験できました。並行して複数の案件を持っていましたし、受注に関しても1次請け、2次請けもあって、お客様との関係やプロジェクトの規模などによりさまざまな振る舞い方があるのだな、と学びました。
40人くらいの会社だったこともあり、「従業員は家族」というような考えのアットホームな感じでしたね。
ーーさまざまな経験を積むことができたんですね!
はい・・・でも正直私にとって「アットホームな感じ」が合わなかったんです。とてもいい人たちに囲まれていたし業務時間内の関係性はよいんですが、業務時間外の活動がとても多くて。プライベートなところまで支えてくれようとしているのを感じて、そこは自立したい気持ちがあった私にはtoo muchだったんです。
また、私は仕事とプライベートをきっちり区別したいのもあります。
ーー仕事とプライベートを一緒にしたくないというのは、いつから思っていることなんですか?
社会人になってからですね。仕事のときに見せたい顔ってあるんです。特に嫌な顔をせずに、なんでもやってくれる、意見を言ってもらいやすい人でありたいなと思うようになりました。プライベートのときは必ずしもそうではないので。
今UGで「見せたい顔」ができているか、というとそうでもないんですけどね(笑)
ーーそうなんですか?
そうですよ!自由にさせていただいているので(笑)
ーーそうか、良い意味に変わったんですね(笑)
そこから転職して、次は何をされたんですか?
「システム開発の仕事をやめよう」と思ってSESの営業職に転職しました。システム開発の仕事は実際やってみて、あまり好きではないなと思ったんです。自分が携わったシステムがリリースされたときの「誰かが喜んでいるだろう」という達成感、開放感はありましたが、それよりもエラーを見つけるなどの途中過程の大変さをより強く感じてしまったし、システムがリリースされたからといって喜んでいる人の顔を間近で見られるわけではなかったので、実感がなかったんですよね。
ーー一転して営業職になったんですね!どうでしたか?
運がよかったのか、好成績だったこともあり2年勤めました。けど営業職もあまり好きではありませんでしたね(笑)本人にも希望があって、企業にも希望があって、でも推さないといけないときがあります。結果本人もいいと言ってくれたらいいのですが、どこかに心苦しさがあって・・・。向いてないなと思いました。
ーーそこから次の会社に転職するきっかけは何だったんですか?
コーポレートエンジニアという仕事を発見したからです。ある企業の案件でコーポレートIT部門の人材を募集していたことがあり、そこで初めて「社内ITの環境整備をする職種があるんだ」と知ったんですよね。プログラムを書くことが主というわけでもないので、システム開発の仕事とは違う印象で、社内の人がお客様であり、自分の仕事の結果が間近で見られるというところに「やりがいを持って取り組めそうだな」と思いました。
そうして転職を検討するようになり、FinTechのベンチャーにコーポレートエンジニアとして入社することを決めました。
ーーその会社ではどんな仕事をされたのでしょうか?
コーポレートIT部門を立ち上げてすぐの会社で、人手が足りない状況でした。私は入退社対応、PCやスマートフォンのキッティング、ヘルプデスク、資産管理、セキュリティ統制など幅広い業務に携わっていました。システム導入やネットワークの変更などもあり、社内からの要望や問い合わせがとても多く、ヘルプデスク業務が忙しかったですね。
ーーベンチャー企業ならでは、というところはありましたか?
ベンチャーっぽくスピード感を大事にしている社風があったのですが、悪く言えば「確認前でもやっちゃえ」という考えの方もいたりして。一方でFinTechということで、金融業としての社会的信用も大切なので、情報セキュリティの重要性を理解してもらう必要がありました。具体的なリスクを説明したり、それを繰り返し伝えたりするなど工夫しましたね。
ーーシステム開発、営業はあまり好きにはなれなかったようですが、コーポレートエンジニアの仕事はどうですか?
向いているし、やりがいがあるな、と思えたんです!自分にとってのお客様と直接対話ができるし、環境を整備するということ自体が好きみたいです。
ーーそのあとUGに入社するんですよね。僕が以前担当したお客様先の社員さんからこんちゃんを紹介していただいて、「まずはお話してみよう」というところからでした。UGの印象はどうでしたか?
そうでしたね。ドラゴンさんと最初に連絡をとりましたね。
UGのことを聞いて、コーポレートエンジニアという仕事にフォーカスをあてていることに興味を持ちました。やっと見つけた「やりがいを持てる仕事」ですからね。
いろいろな会社でコーポレートエンジニアの仕事をしたいと考え、派遣社員も考えたことがあったのですが、正社員でありながら、派遣よりも柔軟にお客様のコーポレートエンジニアとして仕事に取り組める「シェアード社員」の仕組みを知って魅力的に感じました。
一方で自由な雰囲気に不安を感じたのも正直なところです。それまでベンチャー企業の経験はあったものの、採用面談で聞いた話はそれ以上に自由なものでした。慣れない環境でうまくできるのかな・・・と。でも「コーポレートエンジニアとしていろいろな会社で経験を積みたい」という気持ちが勝り入社を決めました。
ーーUG入社後はどうでしたか?
2020年4月に入社して、5月から新規のお客様のご支援を始めました。私がヘルプデスクを主として行い、UGの先輩社員がその他の専門的な領域をサポートしてくれました。お客様はちょうど会社が大きくなるところで、コーポレートITのメンバーを増やして役割分担できるチームをつくっていたのですが、ブラックボックスが多くて・・・。お客様のコーポレートIT部門の方は3名いて、一番の経験者の方が退職されるということで、私が引き継ぎを受けるところからご支援が始まりました。
ヘルプデスク、ISMS取得準備などのセキュリティ統制、業務フロー整備などに取り組みつつ、どうにかコーポレートIT部門のみんなが情報共有できるようにお客様社員の方と一緒に部門の体制をつくっていきましたね。
ーーそういう始まり方だったのですね!知らなかった!お客様との関係性づくりにもずいぶん工夫されたんじゃないですか?
そうですね。お客様にとって最初は「シェアード社員」の使い方がよくわからないこともあったみたいです。そんなときは、先程お話した”仕事で見せたい顔”=誰でも相談できるようにとりあえずニコニコしながら偏見を持たないように話を聞くということを意識していましたね。実はわからないことだらけなんですけど「不安そうにしている人に相談しても解決できなさそう」と思われてしまうと、話も聞けないですからね。余裕があるように見せようとしていました。
努力の甲斐もあってか、3ヶ月後にはUGからのご支援メンバーを増員させていただき、お客様とのコミュニケーションもずいぶん取りやすくなりました。
ーーそうやってこんちゃんが信頼の土台をつくったことで、今のお客様との関係があるのですね!産休育休から復帰して、仕事になにか変化はありましたか?
今は、主にコーポレートIT部門の業務改善を行っています。
以前ご支援していたときに比べて会社がかなり成長したので、社員の方の顔ぶれもずいぶんと変わりました。役割分担もできるようになったし、コーポレートITも進化したと思います。
お客様のご支援は同じスタンスで取り組めていると思います。
変わったのは、UG社内に対する私自身の考え方です。
ーーどういうことですか?
入社前「自由な環境でやっていけるかな」と不安を感じていたこともあり、産休前はいろんなことを確認をしながら動いていたんですよね。自分自身のことですら「自由にやろうと言いつつもルールはあるし、自分で勝手に行動はしないようにしよう、先に承認を得よう」と安全地帯のなかで動いていて、結果的に首を締めていたと思います。
復帰してあらためてUGの組織や働き方を見たときに、自分のことを他のメンバーに知ってもらうことが大切だと思ったし、それをうまくやっている人を参考にしようと思ったんです。それで「まずは自分のために頑張ってみよう」と決めたんです。そうしたら「やってみて怒られたら変えよう」というマインドに変わりましたね。
「周りの方や会社のために」というホスピタリティを意識した「仕事で見せたい顔」から、「自分のために」に変わったので、もしかしたら見せる顔が変わったかもしれませんね(笑)
役職を持つことは今の自分のキャパではできないだろうし、情報発信するのも苦手です。家庭もあるので時間の制約もあります。
それでも、なるべくいろんな活動に参加してみて、自分のことを知ってもらう活動を続けていきたいなと思っています。
ーーなるほど!実際、最近のこんちゃんの動きからそれを感じますね〜。今後のこんちゃんに期待しています!