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【社員紹介】シェアード社員はコーポレートエンジニアのタレント集団 - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

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2025.02.21

こんにちは、採用広報担当のドラゴンです。
今回は2025年度第4事業部長であり、UGでもひときわユニークな存在「おかべっぷ(岡部賢治)」に仕事上のスタンスや価値観についてインタビューしました。ぜひご覧ください。

「現在地」を大事にする

ーー本日はよろしくおねがいします!まずはおかべっぷの自己紹介からお願いします。

よろしくお願いします。ざっと経歴を紹介すると、証券系シンクタンク、ネット広告企業を経て、2007年4月にUGに入社しました。当時は「情シスのサービス化」1点に惹かれていて、UGの顧客や組織のことは頭にありませんでした。2011年は事業部長、2014年は営業推進(全員営業を促進する!)部門の部長、2017年は採用、教育、営業、スクラム(※)、業務管理を統括する部門を組成して部長を務めました。しかし2017年8月に突発性難聴を発症し1ヶ月休んだ後、2019年から教育研修室室長としてUGアカデミー(※2)の企画推進に携わりました。今年(2025年)は第4事業部の部長を務めています。

※スクラム:お客様ごとに、その企業を支援するメンバーで構成されたグループ

ーー本当にいろいろな役割を担ってきていますね。いきなり大きな質問ですが、おかべっぷが仕事で大切にしていることはなんでしょうか?

みんなが現在地の発信ができること、それを尊重し合えることが大切だと考えています。先日、あるメンバーが「私の現在地」と題して、自分の状況や立ち位置、スタンス、感覚、感情などを社内SNSで発信していたんです。それを読んでから「現在地」という言葉が好きになりました。自身の現在地を発信できるってすごいな、と。現在地はみんな違います。他者の現在地の理解、尊重に溢れている状態が実現できたらいいですよね。

ーー他者の現在地に関心を向けるって大切ですね。おかべっぷは特にそこへの関心が強いように感じます。

人の特徴や個性に目が行くんです。「この人はこういう特徴があるな」と考えるのが好きで、子供のころからプロレスやプロ野球の選手名鑑、動物図鑑などを見るのが好きでした。写真や説明をばーーっと眺めて、特徴やイメージを頭に入れていくのが好きなんです。

今年は第4事業部の部長になったので、まずは事業部のメンバー約50名(2025年1月時点)の名前・顔・話したことを覚え、自分になじませようとしています。事業部のメンバー全員との個別対話も進めています。みなさんの現在地を大切にしたいので時間の長さや開催方法(オンライン/リアル)に柔軟性を持たせて日程調整をしていきました。

ーー他に大切にしていることはありますか?

「たどり着いた場所が正解」ですかね。目標設定して達成するかどうかよりも、そのとき自分を中心に広がる場所が好きなんです。こう考えるようになったのは、10歳で両親が離婚し、住む場所も苗字も変わり、それまでの常識が崩れ、当たり前が当たり前じゃなくなる経験をしたことがルーツになっているのかなと感じています。それから、自分の人生は自分で進めていく、自分を起点に物事を考えるという感覚が当たり前になっているような気がしています。

ーーでは、UGに対するスタンスも最初と変わっていたりするんですか?

そうですね。17年前に入社したときは「情シスのサービス化」1点に惹かれ、経営理念とかまったく意識していなかったし、中堅・中小企業にも全然興味がありませんでした。でも今は、UGが好きで、UGの顧客マーケットが大好きです。仕事をする中で、UGと、UGの顧客マーケットを起点に考えるようになりました。今考えると、父親が会社を経営していて、中小企業や経営者の働き方に共感する下地はあったのかもしれません。

ーーUGや中堅・中小企業のどういったところが好きですか?

UGはシンプルに、17年いるから愛着があるんだと思います。昔、父親の会社の工場で社員のお兄ちゃんたちと遊んでもらって、段ボール一箱分のヒキガエルを採ってきたことがあります(笑)社員の方々にすごくよくしてもらった記憶が残っていて、そこに集まっている人たちの”あたたかさ”みたいなものを感じたんですよね。人が集まってできる「場」というものが好きだし、そこには勝手に愛着が湧いてくる性質なんだと思います。

ーーお客様である中堅・中小企業にも、そういう「場のあたたかさ」を感じるのでしょうか?

そう感じるときもあるし、「そういう場にしたい」と思っているときもあります。僕は上下関係や厳格なルールが苦手です。反対に「ノリの良さ」「速さ」「朝令暮改は当たり前」みたいなのが大好きです。だいぶ前の話ですが、発注書が届いたと思ったら「すみません、やっぱり取り消してください。部門長がいいと言ったのに、社長がだめと言ってまして!」なんてことがあったりして。「いやいや、これオフィシャルに申し込まれていますよ」と返事しつつも「それならしょうがないですよね〜」と対応を考えたことがありました。僕らもお客様も、ミスやトラブル、小さないざこざがありながら、とにかくたくさん打席に立ってスピーディーに取り組む。そういうときに、場のあたたかさを感じるし、中堅・中小企業のそんなスタンスが好きですね。

でも、すべてのお客様がそういうカオスな状況、雰囲気というわけでもなくて。とてもきっちりとしているお客様もいたりする。きっちりしてるお客様先にもそうしている理由や背景があるわけで、そこがおもしろかったりもしますね。お客様が多様であることも、中堅・中小企業が顧客マーケットである良さだと思っています。

ーーUGや顧客マーケットに対するスタンスが変化したきっかけはあるのでしょうか?

これといったきっかけはありません。過去の経験がベースとなっている価値観に、小さな経験が積み重なって、いつの間にかUGにも、この顧客マーケットにも愛着が湧いていた、という感じですね。

すこやかに過ごす

ーーUGでの17年間で印象的だった出来事はありますか?

一番は「片耳が聞こえなくなった」ということです。2017年8月でした。人生においても、キャリアにおいても大きな出来事でした。

突然倒れてしまって2日ほど意識がなくなって、あとから聞いたら妻は死も覚悟したそうです。重度の突発性難聴という診断でした。10日ほど入院して1ヶ月ほど会社を休みました。それまでの不健康な生活によって身体はガチガチでした。この体験を通して「すこやかに過ごす」ことがいかに大切か身にしみました。不健康でいたときの自分の身体に申し訳なかったなと。

ーーあのときは僕もびっくりしました。そんなに大変だったのですね。

結局、自分が体調を崩すと周りの人に迷惑をかけてしまうことになる。もちろん仕方がないときもありますが、当時の自分を振り返ると調子にのった生活をしていたのが大きな原因だなと思っています。そのときは採用、営業、教育を横断する部門の部門長をやっていて、頭はアドレナリンが出すぎているおかげで楽しんでいたけど、実は身体へ大きな負担がかかっていたのかもしれないな、と。頭、心、身体のバランスが悪い状態だったと気づきました。

ーー仕事に復帰したときのことも教えてください。

発症から1ヶ月後、まだ少しフラフラするけど動けるようになってきたので、久しぶりに出社しました。1ヶ月も会社に行かないことなんてなかったので、さすがにドキドキしながら、「最初に会うのは誰だろう?」って考えていました。自分にとって「人」が大事みたいです。

ーー実際に最初に会ったのは誰だったんですか?

岡さん(取締役管理本部長)でしたね。岡さんは誕生日占いでソウルメイトなので、その人と最初に会ったのは印象的でした!その後、その月に入社した2名と挨拶して、次に須田さん(社長)に会いに行きました。須田さんは「おかべっぷ大丈夫?」という感じで、それまでと変わらない雰囲気で迎えてくれましたね。

ーーそのとき話したことは覚えていますか?

僕は須田さんに「仕事は原則時間で切り上げて、家族やプライベートの時間をしっかりとる、規則正しい生活をする」と伝えました。それまでは仕事もプライベートも混ざり合うような働き方で、夜遅くまで仕事したり議論したりすることが当たり前になっていたときもありました。でも突発性難聴になって、もっと「今」を大切にしたいなと思いました。子どもが育っていくといつか違う家族構成になる日がくるから、今、家族とご飯を食べることを大事にしたいと思ったし、お風呂にちゃんと浸かるとか、22時に寝るとか、自分は疲れていないと思っていてもちゃんと疲れを取るとか、そういう「今」を大事にしようと思ったんです。そんなようなことをざっくり須田さんに伝えたら、「おかべっぷの好きなようにしていいよ〜」と言ってくれて。嬉しかったです。

ーー人の言葉や反応を感じられたのがよかったんですね。

今こうやって話しているだけでいろんな映像が浮かんできます。入院中に高井さん(取締役HR本部長)がお見舞いに来てくれたこと、先日UGで17年ぶりに行った河口湖の合宿研修で講師の方々が「おかえりなさい」と祝ってくれたこと。特に合宿のときは、須田さん、岡さん、高井さん、僕で写真を撮れたことが感慨深いですね。実は17年前の研修で、この4人は同じチームでした。それからずっと、須田さん、高井さん、岡さんの3人はこの会社を経営してくれていて、そのおかげで自分は自由に会社員をやれていると思うので感謝しています。日頃からそう思っていたわけじゃないけれども、振り返るとそう感じますね。

この3人以外にも「こうしたらあの人に迷惑かけてしまうな」「こうしたらあの人はこう言うな」などなど、僕にとって「人」は自分を制する要素なんです。それが社員の数だけあるという感覚。人に関するストーリー、それを記憶する力は強いと思います。

左から須田、岡部、高井、岡
岡部:「役員3人に対して偉そうな感じの社員ですね(笑)」

ーー「人」と向き合っている感じがしますね。

僕は人と接するとき、距離感やその人の現在地、得手・不得手を知ることを大事にしています。スキルや経験に限らず、たとえば「メールだと伝えるのが難しいけど、口頭だと喋れます!」みたいな特性とかも含めて知って、そのうえで「どうしていくといいかな?」を常に考えるようにしています。これも一つの実験ですね。苦手を克服したいのか、苦手は放っておきたいのか。それってその人次第じゃないですか。「まあ、”いい感じ”でやっていければいいじゃないの」という感じです。

「おかべっぷ」をブランディングしていきたい

ーーおかべっぷの仕事に対するスタンスが少しわかってきたところで、久々に事業部長を務める2025年、どんな年にしたいかぜひ教えてください。

おかべっぷをブランディングしたいです。主役感を出していきたいんですよね。

ーー主役なんですね?これまでの話だと、どちらかというと応援団のイメージでした。

資質的に僕が向いているのは応援団とかプロデューサーだと自分でも思います。でも、最高の応援団、最高のプロデューサーになるためにがっつり主役を経験するのも良いのではと。それに、シェアード社員って応援団やプロデューサーみたいな存在じゃないですか。僕はひねくれものなので、UGにおけるマジョリティが裏方なら、僕自身は表に出ていこうかなと思うわけです。と言っても、実際にお客様先へ行くのは事業部のメンバーなので、僕はキーパー兼フォワードというポジションですね。キーパーの僕は「販管の業務は僕がやるから、みんなお客様先でがんばってきて」と伝えています。フォワードとしての僕は「ぶっとんだ露出」をしていきたいです。

ーーぶっとんだ露出?

そうです、シェアード社員はコーポレートエンジニアのタレント集団だと思っています。一人一人が表舞台に出ていくのが大事だと思っています。須田さんを超えるくらいの知名度になれたらいいですよね。僕はよく「偉そう」と言われるので、めちゃくちゃ偉い人とお話する機会をいただけると嬉しいなと思っています。孫正義さんとシェアード社員談義をする、とか。

ーーそれはたしかにぶっとんでいますね(笑)最後に、社内外のビジネスパーソンに伝えたいことはありますか?

「会社員、意外といいよ」「会社員は自由がない?そんなことないよ」ですかね。僕は大卒で就職してからずっと雇われています。でも「やらされている」と感じたことはないと思います。世の中には「会社に文句を言いながらやる」という人もいるだろうけど、僕は文句を言うくらいならそもそもやらないし、「これはやらなくていいですか?」「こうやっていいですか」って変えちゃっているんですよね。その都度話しているから文句にもならないというか。それが通じないならそこにいないし。

ーーたしかにおかべっぷはそういう人ですね(笑)

実際は、一時的に仕事をしていて辛いと感じる場面もあるかもしれません。でも、普段そこにいる意味とか感謝とかもあるでしょう。そのバランスが100%「辛い」しかないなら、その場所から去ればいいと思います。そうやって実験と選択を繰り返しながら、たどり着いた現在地で、すこやかに過ごせたら最高ですよね!

ーーですね!これからさらにブラッシュアップされていく「おかべっぷ」が楽しみです!本日はありがとうございました!

編集後記

僕(ドラゴン、今回のインタビュアー)が入社したのが2015年。入社当初から今に至るまで、おかべっぷとシェアード社員として一緒に仕事をしたことはないのですが、それ以外のところで要所要所関わってきました。これまで僕が道に迷っていると(道を示してはくれないけれども)そんな僕に響くさまざまな話をしてくれる存在のおかべっぷ。それもそのはず。インタビューをしてみると話のテーマが超豊富!それもあって今まで取り組んだインタビューの中で最も文章化が難しく、話をずいぶんとカットしながらまとめました。(それでも多様なテーマが読み取れると思います。)そんなおかべっぷの魅力、おもしろさが伝われば幸いです。

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