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新卒向けUGアカデミー、ゼロイチ講座をご紹介します【後編】 - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

  • 新卒向け
2021.07.28

採用広報室のドラゴンです。
新卒向けUGアカデミーの中でも20新卒から取り組んでいる「ゼロイチ講座」についてのご紹介【後編】です。前回の記事はこちら
ゼロイチ講座を担当する2名のメンバーにインタビューを行いました。

なたね:2019卒入社。「新卒向けUGアカデミー」1期生。第1インソーシング事業部のメンバーとしてお客様をご支援しつつ、新卒向けUGアカデミー2年目である20卒向けアカデミー、21卒向けアカデミーの企画・運営に携わっている。

いささか先生:2016卒入社。「UGで多くの企業を経験し、30歳で中学高校の教諭になります!」と宣言してUGに入社。第1インソーシング事業部のメンバーとしてお客様をご支援しつつ、新卒向けUGアカデミー初年度から19卒向けアカデミー、20卒向けアカデミー、21卒向けアカデミーの企画・運営に携わっている。

後編は、実際に講義を始めるまでの議論から、今後の野望などを聞いてきました。

「ゼロイチ講座」は内製化したい

ーー今回もよろしくお願いします。前回はゼロイチ講座の概要や、新卒UGアカデミー全体のなかでのゼロイチ講座の位置づけなどについて伺いました。
新卒向けUGアカデミー初年度である2019年度の講座を一通り終えた後、2020年度のゼロイチ講座が始まるまでの話を教えてください。

いささか先生:1年間取り組んでみた後、この教育コンテンツを内製化することが適切なのかどうかという議論がありました。当社でいうハードスキルの各項目一つ一つの分野のスペシャリストになるのであれば、各専門分野の企業が提供している研修に頼るのもよいと思います。たとえばネットワークテクノロジーのことを突き詰めたいのであれば、ネットワークベンダーの開催している専門の講座を受講する、ということです。一方で、コーポレートITのスペシャリストになろうとしているUGだからこそ考えられる観点があり、議論の末、内製化にこだわりましたね。新卒向けUGアカデミー2年目には、なたねさんをはじめ複数のメンバーが企画、運営に携わってくれて、ずいぶんと助けられました。

なたね:今につながる体制を築いてくれて、新メンバーも各々の得意分野を活かす形で参画できたので、いささか先生をはじめ、当初の新卒向けUGアカデミーに関わっていた方々に感謝しています!ゼロイチ講座各回の企画には、いささか先生ご自身の能力や想いが大いに発揮されているのも感じますね。携わるメンバーでうまく役割分担ができるようになりました。

ーー内製化にこだわる、その想いについて詳しく教えてください。

いささか先生:私が入社して間もないころ、他社が提供しているネットワークに関する基礎的な講座を受けに行ったことがあったんです。そこでネットワークテクノロジーにおいては重要かつ基礎的な知識や、基本的なネットワーク機器の操作方法などを教えてもらったのですが、当時はその知識をコーポレートITのどのような場面で活用できるのか、想像できなかったんです。そのためすぐに業務に活かすことができませんでしたし、そこで学んだことを実践する業務での場面にすぐ出会うことはありませんでした。
また、我々がご支援しているお客様でも専門的な知識を必要とする業務はその分野の専門業者の方にお願いすることが多いです。まずは、その方々とやり取りするための最低限の知識を学ぶ必要があると思いました。
社会人になりたての新卒メンバーがコーポレートエンジニアとして仕事を始めるにあたっては、どういう順序で何を覚えていったらよいのかは、多くのお客様でコーポレートエンジニアを経験している当社のメンバーだからこそ判断できるのではないか、と考えたんですよね。

なたね:たとえばネットワークエンジニアとしてスペシャリストを目指す業界の方と、コーポレートエンジニアのスペシャリストを目指す我々では、ネットワークテクノロジーにおける「ゼロイチ」の捉え方も変わりますよね。ネットワークエンジニアの場合は顧客から「ネットワークテクノロジーのスペシャリスト」として期待されて、設計、構築や運用において技術を提供するのに対して、我々の場合は技術を扱う場面もありつつ、主には各分野のスペシャリストの方と相談や交渉をしていく場面が多いと思います。そこに求められるスキルや知識も変わってきますね。

いささか先生:いきなり全てを自分でできるようになる必要はないんですよね。まずはお客様企業のコーポレートITでは今何の対応が必要なのか、必要なのであればどのように対応を進めたらよいか、ということを判断できるようになるのがコーポレートエンジニアとして重要なことです。実際に専門的な技術が必要な場面では、UGの先輩社員や外部の専門業者の方を頼ることも選択肢として持っておくべきです。そういった対応に必要な知識を教えられるのは、コーポレートエンジニアを一番経験している我々自身なのではないかと思います。

自分から学べるポテンシャルの高いメンバーが集まっているからこそ

ーー当社は「自ら学ぶ」ことを主軸においていますが、UGアカデミーは「教育の体系化」を推進しています。両者のバランスをどのように考えていますか?

なたね:たしかにその議論は社内でも耳にしたことがあります。ただ、そうは言っても基礎的なところを教えてもらったほうが、その後の自分の伸びがより大きく、速くなるだろうと思っていました。未経験の分野を自分で学ぼうとすると、まずは何を学べばいいのか、どこまで学べばどんな仕事ができるようになるのか、がわからないですし、スキルレベルの評価基準を読んでも内容の理解に苦労すると思います。そこに時間をかけるのはもったいないなと思うんです。最低限のベースとなる知識をゼロイチ講座で教えてもらったとしても、より高いレベルを目指して経験を積んだり知見を深めたりする道のりのほうが確実に長いはずなので、長期的な成長をスピードアップさせる土台をつくることにゼロイチ講座の意義があると考えています。
また、ゼロイチ講座ではこれまで馴染みのない知識を教わることになるので、なんとなく聞いているだけでは身にならないのではないかなと思います。受講メンバーには、各々が主体的に参加してくれることを期待していますね。

いささか先生:年々、自分から学ぶというメンタリティがしっかり備わっている、ポテンシャルの高いメンバーが入社してくれており、そのレベルもどんどん上がっているように感じます。私がたまたま先に入社して長く働いているから知っていることが多いだけで、少し時間が経って後輩が経験を積めば、私をあっという間に追い越してくれるだろうと感じるメンバーばかりです。彼らのポテンシャルを活かして成長を最大化してほしいなと思っています。
ただ、気持ちだけではそれは難しいと思うんです。「何がわからないのか、わからない」という状態もあるでしょう。なので、ゼロイチ講座を行うことはとても意義があると感じます。
「ここまで学べばそのあとは自分で学べそうだ」というところまではサポートしたいですね。そうすると仕事のおもしろみややりがいも感じやすくなると思います。

ーー「自分で学ぶ」という姿勢が強いメンバーが入社してくれているからこそ、教える。いい流れと関係ができてますね!

いささか先生:はい。だからこそ、講義だけでなくワークに取り組んでもらう時間を大事にしているんです。それが主体的にできるメンバーなので、今自分が担当しているお客様のコーポレートITと何か関連づけられるところはないだろうか、と問うことを意識しています。

なたね:その時間で何を持ち帰るかはその人次第だな、と思います。そこは各自がどのくらい意欲を持って参加してくれるかにおまかせしています。とはいえ、身構えすぎる必要はありません(笑)「各回の講義から、何か一つでも得るものを見つけてくれると嬉しいね」と企画メンバーでも話しています。分野によって興味関心の違いもあると思うので、自分が何を学びたいのか考えながら受講してくれるといいですね。

2年間の改善のあゆみ、今後の野望

ーーこの2年数カ月間で、特に進歩や進化を感じていることを教えてください。

いささか先生:2019年は初年度ということで試行錯誤で受講生と講師の方のスケジュール調整に必死でした。どのタイミングでどういう講義を作ろうか、など考えられていなかったですし、社内への協力依頼ひとつとってもずさんだったなと思います。それが今は各年次ごと(19新卒向け、20新卒向け、21新卒向け)に体制を作ることができたので、かなり進化したと思っています。
自分たちの年次のカリキュラムを自分で企画できる体制になっているというのもユニークな点です。自分で学びたいことを自分で企画できるというのはおもしろいですよね。

なたね:ゼロイチ講座にフォーカスすると、去年の一年で一通りの講座をつくることができたという点が一番大きな進歩です。昨年はいささか先生と、もう1人、当時事業部門のマネジャーである”こにたん”を中心に各講座の作成と運営をやりきることができ、受講生からのフィードバックももらうことができました。昨年度の取り組みがあったからこそ、2021年度はスピードアップしたゼロイチ講座を始めることができました。また、UGアカデミー全体を見ても、運営メンバーが増えたのでさまざまな可能性が広がったと感じます。

いささか先生:教え方のスタンスは変わってきていますね。前回のインタビューでお話した「教えるけれど、いかに教えすぎないか」というテーマに加え、「いかに現場でワクワクしてもらえるか」という点も大事にするようになりました。コーポレートITの仕事というのはすごく可能性を秘めていてやりがいのあるものだと私自身が感じています。でも、そのやりがいや楽しさが3,4年経験を積まないとわからないというのはもったいないと思います。1,2年目からそれを感じてもらうためにゼロイチ講座ではどういう仕掛けができるのか、と模索していますね。

ーー早めにコーポレートITの基礎を学び、仕事を楽しめるようになる、さらにその先の自分の学びまで企画できる、とても良い流れができてきているのを感じますね!

なたね:2020年度の受講生には、今年の冬、入社後一年が経過する直前に「新卒向けUGアカデミーの企画運営に携わらないか」とお誘いしました。一方で、今年はすでに「関わってみませんか?」と受講生メンバーに連絡できていて、早くて夏頃から、少しずつでも企画運営に携わっていってほしいな、と思っていますね。

ーー今後の展望、個人的な野望などを聞かせてください!

なたね:新卒に限らず、これから「教育の体系化」を目指すUGアカデミーの取り組みに、より多くの人に興味をもって参画してもらいたいと思っています。また、講師経験をいろいろな人にやってもらいたいですね。勉強にもなるし、度胸も付きますし。自分があやふやな理解をしている点を整理するきっかけにもなると思います。

いささか先生:私もそう思います。講師の方が増えることによって、講座のなかで扱う経験談も増えてゼロイチ講座に厚みが増すと思います。私が楽しんでいる姿を見て立候補してくれるメンバーがいることを期待しています!私自身は、2022年3月には当初の目標であった学校の先生になるために、UGを卒業したいと思っています。このUGアカデミーが有名になったらいいなぁ、と思います。遠くない未来、UGの外で「UGアカデミーの初代講師をやっていたのは私です!」と胸を張って言いたいですね!

ーーいささか先生のその言葉、どこかのメディアで見るのを楽しみにしています!!!
ありがとうございました!

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