指示をされないから「自分で動く力」を養える
こんにちは!採用広報のきょんきょんです。
今回は「みくみく」のインタビューをお届けします。ぜひご覧ください!
新卒10月入社誕生のきっかけ
ーー本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いできますか
よろしくお願いします!2022年10月に新卒で入社したみくみくです。これまでシェアード社員として7社のお客様を担当してきました。現在は2社のお客様をご支援しています。
ーーUG初の新卒10月入社でしたね!
そうなんです。私はアメリカで大学生活を送っており、一般的な就職活動とは少し違う動きをしていました。UGに内定が決まったとき、「入社はいつにしますか?4月まで待ってもいいけど、10月に入社することもできるよ?」と提案され、「そんなことができるのか!」と驚きながら入社を決めた記憶があります。
ーーそうだったんですね。入社に至るまでのお話、学生時代から詳しく聞かせてください
はい。高校生のころから漠然と海外に興味を持っていました。大学は国際系の学部に進学しようと決めていたのですが、第一志望の大学に落ちてしまって。妥協して志望していない学部に入るくらいなら「海外に行っちゃえ!」という思いでアメリカの大学への入学を決意しました。アメリカを選んだのは、「本場」というイメージがあって、アメリカ英語を話せるようになりたいと思っていたからです。
ーー語学は得意でしたか?
もともとそんなに話せるわけではありませんでした。ただ、小学生のときに家の近くに英会話教室があって、母に「行ってみたら?」と言われて、なんとなく通い始めたのがきっかけです。当時は、ニュージーランドに在住経験のある先生への憧れもあって、「いつか自分もそういう道に進みたい」とぼんやり考えていました。高校までは普通科で、特に英語に特化した勉強をしていたわけではありませんが、英語は好きな科目でした。
ーーでは、どのようにしてアメリカの大学に進学されたのですか?
まずはアメリカの大学と提携している専門学校に入学しました。そこで取得できる単位の一部を、アメリカの大学の成績に反映できるシステムだったんです。専門学校の授業は英語で、先生も外国の方でしたが、周りの環境は日本で、生徒は日本人ばかりだったので、英語を使う機会はあまり多くありませんでした。
その後、アメリカの大学に入るためのテストに受かって、いよいよ海外での生活が始まったのですが、ほぼコロナ禍だったので、正直もったいなかったなと思う部分はあります。ただ、よく聞く「考え方が変わる」という経験はたしかにできました。日本で普通に生きていたら出会えないような人たちと、日本語以外でコミュニケーションをとれたのは、本当に貴重な経験でした。
ーーくわしく聞かせてください
「考え方の変化」については、いろいろな国籍の方と知り合いになり、異なる考え方や文化、価値観に触れたことで、おおらかに物事を捉えられるようになった気がします。
一方で、アメリカ人みたいな「意志が強い人間」になりたかったんですけど、それはなれなかったですね。今でも「意志を強く持ちたい」と強く思っています。自分で考えて行動する、自分の考えに自信を持つ、みたいなことが得意ではなくて。海外に行けば変わるだろうと思っていたのですが、そんな簡単には変わらなくて、まだ課題として残っています。そんな自分の弱点にも気がついた期間でした。
ーー帰国後の就職活動はどのように進められましたか?
最初は「そのまま海外で働きたい!」という強い気持ちがあったのですが、当時のアメリカの状況で”外国人”として生活していくのは大変で、親とも話し合い、いったん冷静になるために帰国しました。今思えば、「絶対海外で働きたい」という気持ちは、プライドがほとんどだったのかもしれません。「今帰ったら負けだ」みたいな(笑)。
帰国後、アメリカの大学の授業をリモートで受けながら、就職活動を始めました。日本に帰ってきたら、周りの友人はすでに就職している年齢で一気に焦りを感じましたね。それが2022年の夏です。就職活動は「手に職をつけたい」という想いが強く、なんとなくIT業界から調べ始めました。ただ、どうやって進めていけばいいかわからず、企業からオファーをもらえるサイトに登録しました。そこでオファーをくれたのがUGでした。
ーーそうだったんですね。UGの話を聞いてみようと思ってくれたのはなぜですか?
テンプレートかな?と思うようなオファーメッセージが多いなかで、UGのオファーメッセージは私の経歴をちゃんと読んでくれて、「私のことを知ろうとしてくれている感」が伝わってきました。それがすごく嬉しかったんです。話だけでも聞いてみようと思って、返信しました。オファーをくれた方のSNSを見に行ったりもしましたね。
ーー面談や座談会も印象的だったそうですね
はい!面談はどれも印象的だったのですが、とくに同世代で留学経験のあるきいともう1名との座談会が楽しすぎて、「入社して、この人たちともう一度会いたい!」と思うほどでした。留学経験があっても、語学力を活かす職場とはまったく違うフィールドで働きつつ、英語が活かせるときもたまにあるという現場のリアルな声を聞けたことで、「このまま英語を活かす仕事にしなくて本当に大丈夫だろうか?」という漠然とした不安が解消されました。最終面談に進むころには、もうUG一択でした。
ーー入社時期を10月にされたきっかけはなんだったのですか?
8月に内定をいただいたあと、当時の採用担当の方から「入社時期は4月まで待ってもいいんだけど、実は10月入社の新卒が一人決まっているんだよね。どうしますか?」と聞かれて。「それなら私も10月に入社したいです!」と伝えて、急いで入社に向けた準備を始めました。
ーー10月入社にしたいと思った理由はなんだったのでしょうか
同期が一人でもいるなら、この選択もありだなって思えたんです。4月入社だと同期がいっぱいいて、それはそれで楽しそうだけど、埋もれてしまう気がして「せっかくだから目立ちたい!」と思いました。同期が少ない分、いろんなチャレンジができるんじゃないかという期待もありましたし、その選択肢があること自体が魅力的でした。
チャンスは自分でつかみに行く
ーー実際に10月に入社してみて、いかがでしたか?
結果的に10月入社で本当によかったと思っています。もちろん、同期がたくさんいることへの憧れもなくはないです。でも、UGのメンバーに覚えてもらいやすいなど、いいことがたくさんありました。同期入社のメンバーも、中途新卒問わず今もすごく仲がよくて、定期的にご飯に行ったりしています!
ーー入社前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?
「自由だよ」と採用面談のときに何度も聞いてはいたのですが、思った以上に自由でした(笑)。入社時研修が終わると、その先どう動いていくかはすべて自分次第で。新卒も中途も関係なく、自分で行動しなかったら仕事は回ってこないんです。「やさしくないな・・・」と感じたこともありました。ただ、そのおかげで、自分で工夫して動いてやりたい仕事を見つけたり、仕事の幅を広げたりする力がついたと思います。自分が働いてみたいメンバーに声をかけて一緒に働く経験もできました。
ーー最初に担当したお客様はどのように決まったんですか?
候補が二人いたので、どちらが担当するかお客様と顔合わせをしたうえで決めることになりました。当時はスキルも経験も持ってなかったので、とにかく「ちゃんとやります!」「やる気だけはあります!」と伝えたんです。そしたらその想いが伝わったみたいで、私が担当することになりました。この話は、このお客様で働く最終日に、一緒に働いてきたお客様先の方が「あのときのパッションがよかったから選んだ」と教えてくれたんです。まだ経験も何もないときに受け入れてくれて本当に感謝しています。
ーーすてきなエピソードですね!その後もさまざまなお客様を担当されていますよね
はい、これまでに本当にいろいろな仕事を経験させてもらいました。最初のお客様はヘルプデスク等の定常業務を中心に担当しました。2社目のお客様は、最初のお客様を離れるタイミングでなうしかに「一緒に働きたいです!」と声をかけて、同じお客様を担当させてもらうことになりました。こちらでもヘルプデスクや定常業務を担当しましたが、リモートでご支援するという新たな経験を積むことができました。1年半ほど関わらせていただき、お客様の正社員採用が決まったタイミングで一度担当を離れましたが、なうしかにもお客様にもとてもお世話になったので、なんらかの形で貢献し続けたいと思い、AM(※)を志願して担当しました。AMをやるにはUG内での手続きが必要だったので急いで対応したことを覚えています。
また2社目を担当している期間に、3社目のお客様にも携わりました。これは開発事業部のメンバーが主に担当しているお客様で、私はユーザー向けの手順書を作成する作業を担当しました。3か月という短期間の仕事でしたが、開発事業部の仕事内容を近くで見ることができて、貴重な経験でした。
※AM:顧客責任者。準委任契約における指揮命令者であり、現場メンバーとは別にお客様やメンバーの状態を把握し支援する
ーーAMや開発事業部との仕事など、チャレンジ満載ですね。みくみくの行動力、さすがです!
ありがとうございます(照)。その後もいろいろな経験を経て、現在は2社のお客様を担当しています。1社はヘルプデスクや定常業務を中心に担当しており、もう1社はかんちゃんに相談してチャレンジの機会をもらいました。
ーーどのようなチャレンジをされているのでしょうか?
これまで、ヘルプデスクや定常業務を中心に担当してきましたが「現状からステップアップするにはどうしたらいいだろう」と思ってかんちゃんに相談したら、あるプロジェクトを進めているお客様を一緒に担当させてもらうことになったんです。
プロジェクトを進める経験は初めてだったので、お客様との関わり方やプロジェクトという仕事の仕方がまったくわからず苦労しました。ヘルプデスクをやっていると、お客様から問い合わせや相談で声をかけてくださるので、必然的にお客様と仲よくなれるのですが、プロジェクトだけを担当すると、お客様との関係を構築するところから仕事が始まるので、コミュニケーションの取り方がわからなくなってしまったんです。だんだん発言することや誰かに相談することも怖くなり、仕事に対してかなり消極的になってしまいました。「このままじゃだめだ」と分かっていても行動に移せない自分への焦りも感じていました。そんな状態のとき、かんちゃんから「このまま続けるのは難しそうだから、このプロジェクトから抜けようか」と声をかけられたんです。
ーー想像するだけでもしんどい状況ですね
はい。正直、言われたときは「やっぱりな、仕方ないか」と思っていたのですが、時間が経つにつれ、ここで諦めたら一生逃げるな、変わりたいと思っていた「自分で考えて自分で行動する、自分の考えに自信を持つ」という点でも成長しないままだと思い始めました。いろいろな方に相談もして背中を押してもらい、かんちゃんに「続けさせてください」と話をしに行きました。そしたら、かんちゃんが「私が自分で続ける決断するのを待っていた」と言ってくれたんです。私の決断を辛抱強く待っていてくれたこと、私自身と向き合ってくれていたことが本当にうれしかったです。
ーーすごい!よく覚悟を決めましたね!現在はどのように関わっているんですか?
現在は、べたの横でプロジェクトの進め方や仕事のマインドなどを学んでいます。以前、べたが「どんなレベルの人でもサラっとやっているように見えて、裏側でめちゃくちゃ勉強して準備している。コーポレートエンジニアは意外と泥臭い仕事」と話してくれたのですが、実際に横で一緒に働くことで、日々実感しています。
ーーめげずにチャレンジしているのがみくみくの強みですね
かんちゃんやべたに限らず、他のスクラム(※)メンバーもやさしい人ばかりで、私にとことん向き合ってくれます。たくさん褒めてくれたり、真剣に怒ってくれたり、そんな環境で働けていることにありがたい気持ちでいっぱいです!いつか独り立ちできるように修行中です。
最近は、同時に担当しているもう1社のお客様でも、ヘルプデスクや定常業務以外の仕事にチャレンジしたいと思い、社員の方にお願いしてプロジェクトに関わらせてもらっています。「最近、変わったね」と言っていただけることも増え、少しずつ自分の自信になってきています!
※スクラム:お客様ごとに、その企業を支援するメンバーで構成されたグループ
ーーやってみたいことを積極的に伝えることでどんどん実現しているんですね
はい!UGには尊敬する先輩がたくさんいるので、そんな風になれるようにがんばろう、といつも思っています。近づくためには自分から声をかけるのが一番早いと思っているので、なうしかにも、かんちゃんにも、べたにも、自分から「一緒に働きたいです」と声をかけました。たくさんの人と働いてきた経験が、自分のエッセンスになっている感じがします。
キャリアの約8割は偶然によって決まる
ーーこれからのキャリアについて、どのような展望をお持ちですか?
具体的に「これをやりたい」という目標はまだありません。以前、お客様に教えてもらった「プランド・ハップンスタンス理論」を大切にしています。これは「キャリアの約8割は偶然の出来事によって決まる」という考え方で、偶然の出来事を自分でつかみにいく20代にしたいと思っています。いろいろなことにチャレンジすることで、いろいろな人に出会って、そこでなにか偶然が生まれるんじゃないかと。興味だけにしぼらずに、広い世界で生きていきたいです。
シェアード社員としては、まだまだいろんなお客様の中に入り込んで、一緒に課題を解決していきながら成長したいです。そうやって働くのが楽しいので!
ーーいいですね!もっと先のことは考えていますか?
実は、プリスクールの先生や学童支援員などのアルバイト経験があり、子ども関係の仕事にも興味があって、大学時代にそういう勉強もしていました。40代、50代になったらそういった仕事もしてみたいなと考えることもあります。UGに企業内保育所ができたら、保育士をしながらシェアード社員として働くなんてこともできるかもしれないですね。UGは、そんな多様なキャリアも可能にしてくれる場所だと思っています。
ーー最後に、UGの魅力について教えてください
新卒でUGに入社して本当によかったと思っています。10月入社ということもあるかもしれませんが、一般的に新卒はまとまって研修を受けることが多いなか、UGでは最初から自分で動く力を養うことができました。そのおかげでいろんな人との出会いが生まれたし、成長もできたと感じています。とくに、決まった人のもとで働くという概念がないので、さまざまな年代のメンバーと近い距離で働くことができます。そしてお客様先でもさまざまなことを学ばせてもらっています。
自ら動いていかないと何も始まらない大変さはありますが、それすらも楽しいです。UGにはやさしい人たちがたくさんいて、自分と対等に向き合ってくれるから自分ものびのびと働くことができる。UGという環境をうまく活用して成長できていると日々感じています。
ーー何事も臆せず行動しているみくみくのこれからがとても楽しみです!本日はありがとうございました!



