Suda Note

Suda Note | 社長ブログ

会社創立20年 - ユナイトアンドグロウ株式会社

Suda Note | 社長ブログ
2024.02.22

2月23日は当社の創立日で、個人事務所を株式会社にした日にあたります。今年が創立20年目、2025年2月23日が20周年、ということになります。

設立してから20年続く会社はわずか0.39%などとインターネットに記載がありましたが、1,000社中の4社に入れるのは、大変光栄でありがたいことです。20周年の機会を活用して何かやろうと社内で議論が始まっていて、その一環で創業時のエピソードを募集していたので、私も振り返ってみました。

はじめの社名は「サポートジャパン」

現在の会社名は「ユナイトアンドグロウ」、設立時の社名は「テクネット」ですが、さらに遡って個人事務所時代は「サポートジャパン」と名乗っていました。
ITサポートサービス(前職の仕事)を、新たに中小企業向けに開発して日本を助ける、というような意気込みから名前をつけたと記憶していますが、「何をするかが具体的に定まっていなかった」ということでもあります。
サポートジャパンで2件の受注実績(ものすごく小さな受注だが継続的なお取引)ができました。3件目4件目も商談中。そんな中、事業企画に賛同してくれたメンバーが集まったタイミングで株式会社を登記しました。「TECNET=技術者の全国ネットワークをつくって中小企業に貢献する」というコンセプトが会社名となりました。

IT機器の販売もしていた

現在の我が社は「ベンダー中立」が基本的な考え方で、お客様に提供する大事な価値のひとつとしています。IT機器やクラウドサービスの販売代理をしないのはもちろんのこと、特定の製品や技術に重きを置く施策などもありません。しかし創業2年目までは、ITの卸会社と提携して、ストレージやサーバーなどをマジメに売ろうとしていました。
機器を売って関係性をつくり、そこから長期サポートの契約に結びつけていこう、という作戦だったのです。しかし実際にやってみると「あなたから買った機器の調子が悪い」などと言われてお客様との距離が微妙に開いてしまう事例にいくつか遭遇しました。そんなことから、「機器を売らないほうがお客様とより良く一体化できる」という結論に達して、売るのをやめました。

7平米のオフィスに7人入るとどうなるか

メンバーが7名に増えるまで利用していた渋谷のレンタルオフィスは7平米程度しかなく、全員が集まるとぎゅうぎゅうづめ。最も奥に座っていた私がトイレなどで外に出る際には、いちど全員にお願いして出てもらわなければならなかった、というくらいに狭いオフィスでしたが、懐かしいですね。
隣の部屋で創業したばかりのO社さんも5〜6人でぎゅうぎゅう。その時はお互いに営業先にはなり得ない小さな会社どうしなので、たまに挨拶する程度でしたが、O社さんもその後に大きく成長されて、今では大事なお客様の1社となっています。不思議ですし、ありがたい。

第1号・2号・3号のお客様が実は!

創業のきっかけをつくってくれた第1号のお客様はF社様。2番目はS社様。3番目はR社様。何らの実績も信頼も、会社概要書すらない中でお取引をいただけたことは本当にありがたく、感謝しかありません。ありがたいを「有り難い」と書きますが、本当にそうだなとしみじみ感じたことをよく覚えています。初期のお客様からいただいた様々なご意見が、事業の方向性の重要なヒントとなりました。
そして20年目の現在・・・なんと、3社ともにお取引をいただいています!
これまでいったい、何人のスタッフが連携プレーを繋ぎに繋いでくれたのだろう?お客様にもスタッフにも本当に感謝です。

(※数えてみました:2016年までをシステムで遡ると、3社合計で延べ132名が関与したことが判明!2005年までは記録が遡れませんが、もちろんそれ以上になります!これはすごい)

冒頭に書いたように、20年続く会社が1,000社中4社しかない中で、創業初年度にご縁のあった4社(隣で創業したO社を含む)が会社として続き、成長し、しかも現在お客様になっている・・・これはもう奇跡としか言いようがありません。私たちは非常に幸運な会社だなと、あらためて思います。

他にも昔話は様々ありますが、ここでは4つだけ述べさせていただきました。

当社出版書籍無料ダウンロードはこちら