Suda Note
Suda Note | 社長ブログ
先日ある社員から「須田さんの13年前のブログを読みました。今、考え方は変化しましたか?」と質問されました。何のことか聞いてみたところ、
見積もりません発注確定までは
https://www.ug-inc.net/blog/sudanote/archives/1018
・・・この記事のことでした。なんだか妙な題名ですが、「営業にあたって見積はつくらない。発注が確定するまで見積書は出さない。そのほうが良い仕事になるし、受注確率も上がる」という、独自の考えを述べたものでした。当社にはこれがフィットしているので、「今も変わらないですよ」と答えました。
当社創業の初期の頃(2005〜2009年頃)の話となりますが、「中小企業のためのITサポート」というサービスが全然売れなくて、私たちは赤字に苦しめられていました。
創業3年でなんとかギリギリ黒字になるかと思いきや、リーマンショックの波がきて3年目も赤字。4年目は景気後退がさらに本格化し、極めて厳しい状況となりました。そこで、コストダウンの一環で営業部門の廃止を決定。「全員がシェアード社員となってお客様先で働こう。そして全員が営業を兼務してお客様を開拓しよう」という方針に切り替えました。営業部長は私が兼任し、私もシェアード社員としてお客様を持ちました。
そして、こんな方針で営業しました。
商談をすると、お客様は「見積をください」とすぐにおっしゃいますね。しかし見積を出してしまうと、YES・NOのボールがお客様に渡ってしまいます。私たちは絶対に受注したいので、Noの可能性をゼロにしたい。だから発注が確定するまで見積は出さない、耐える、という方針で臨んだわけです。
私が手帳に記録をとっていた実際の受注成功率は、3年間の平均で50%でした。
2件に1件を受注していたわけですが、その当時のみんなの努力がひとつのカルチャーとなり、強みとなりました。
ブログのきっかけをつくってくれた社員に、以下のような補足もしました。当社の営業方針を知っていただくためのご参考になれば幸いです。
「発注ほぼ確定」まで見積書の作成をガマンする
メモと鉛筆だけ持っていく
このような姿勢で臨むことによって、「特定の課題だけをやってくれる会社なら他にもあるが、小さく始めてからテーマを拡げてくれるのはユナイトアンドグロウだけだ」などと理解していただけるようになれば最高ですね。
2024.11.25
2024.11.14
2024.11.01
2024.10.10
2024.10.01