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Suda Note | 社長ブログ

「シェアード社員」は「派遣」と何が違うのか? — 本人と他社のためにもなる点です! - ユナイトアンドグロウ株式会社

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2012.08.27

ユナイトアンドグロウを利用しはじめたばかりのお客様の言葉を紹介します。

 

このお客様は、社員130名、売上60億、ファッション関連のメーカー様です。
若い社員が多くて活気があり、年率10%以上で成長しています。
情報システム部に勤めていた派遣スタッフの勤務姿勢に不満があって、悩んだ末に、ユナイトアンドグロウに切り替えてくださいました。(ありがとうございます!!)

 

しかし、それによってコストが上がることにりました。経営感覚をしっかりお持ちになっている優れたマネジャーの方なので、スタッフ部門の人件費アップには大変センシティブです。値段の違いをどのように理解し、社内で合意形成をするべきか、シビアに考えていらっしゃいます。

 

そのマネジャーが、当社のTさん(実際に現場で働きはじめている本人)に、以下のような話を伝えてくださったらしいのですが、私自身、それを読んで大変勉強になりました。

 

そこで、Tさんから届いたメールを紹介します。私の注釈を入れて、少し編集しました。

 

 

我が社(お客様のこと)は恒常的にシステム担当を必要としているが、直接雇用による採用の予定はない。

その理由:

  • 採用しても社内で適正な評価ができない。
  • 採用しても社内で教える人間がいない。
  • 教える人間を採用した場合、そのコストが問題。(よほど人が増えない限り、システムの人数は増やせない)
  • ITに長けた人物を採用したとしても、自社の業務内容を踏まえたシステム構築ができる人(そういう姿勢の人)かどうか、見抜けない。
  • 採用してもステップアップの道を用意できない。
  • したがって、システムに明るい人間を外部(の会社)から呼び、自社業務を深く把握している社員がその人物に指示をした方が現実的。

 

 

→派遣と比較して値段が同じであれば、 ユナイトアンドグロウから人を呼んだほうが良い、ということが言えますが、実際には値段がだいぶ違います。そこで…

 

ユナイトアンドグロウと派遣の(価格の)違いをどうとらえるか。

  • 個人ではなく「ユナイトアンドグロウ」という情報システム部の一員が社内にきてくれるところに、価値を感じている。
  • わからないことがあれば、相談したり教わる相手が、ユナイトアンドグロウの社内にいる(派遣にはこれがない)。
  • 派遣よりも会社が責任を持ってくれそう(会社間の契約があるので)。
    例えば突然システム担当が辞めたとしても、 派遣会社の場合はサポートがない。
  • 引き継ぎは派遣どうしでも行えるが、そのあいだの人件費は2倍。しかも引き継ぎの内容や質に派遣会社が責任を持つことはない。
  • 派遣会社は登録制(あるいはそれに準じた形式)だが、ユナイトアンドグロウはこの分野専門の正社員。
  • また、派遣という選択をしている時点で、 いつでも辞められるという選択をしている人物と見なしてしまう。組織で働くということに対する考え方の深みがなく、スタンスに癖がある。

 

…はい、まさにその通りです。m(_ _)m

お客様ご指摘のような「違い」が、より良く、明確に伝わるように、私たちは人材採用や人材育成に力を注がなければならないと、初心に返らせていただきました。

 

私たちは、派遣サービスよりも大きなコスト負担をお客様にお願いしています。ですから、見た目からして違いを感じていただく必要があり、しかも実際のパフォーマンスも高くなければ、長いお取引は実現できません。

お客様のご指摘どおりに、サービスを発展・成長させることを誓います!

 

 

さらに。私としては、ひとつ追加したい大事な視点があります。

 

ユナイトアンドグロウに払っていただいたお金は、中堅・中小企業で活躍する(し続ける)人材の採用と育成に再投資されます。この分野の仕事に正面から向き合って、あきらめず、成長し続ける人材への再投資です。どうせ誰かにお金を払うなら、少し高くなるかもしれませんがユナイトアンドグロウに払っていただきたいのです。

 

近い将来、何百何千という企業がユナイトアンドグロウを使うようになったとき、その全部を集めて俯瞰してみると、全体の社会経済的な価値は確実に高いものになっていると思います。中堅・中小企業を支える多数の人材が育ち、しかもその人材と知恵は、他社でも活用ができます。そのような社会システムをつくりたいというのがユナイトアンドグロウ創業の理由です。

 

 

つまり、お客様が支払うシステム担当者の人件費は、お客様1社のためだけでなく、その人材の長期的な成長と他社のシステム部門の発展のために活かされるのです。私たちは、それをお約束します。
もちろん局地的には失敗も多々ありますし、品質が100%揃っているわけではありません。未完成な人間の集団です。しかし、全体を良くすることからは絶対に逃げません。ですから、私の気持ちとしては、お金は必ずユナイトアンドグロウに使っていただきたいと思っています。

 

世のため人のためですから、お願いします!

 

…ユナイトアンドグロウを使うことの最大のメリットは「本人と他社のためにお金が活きる」ことです。実績ゼロの時から本気で思って、今に至ります。

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