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「できる情シス担当者」に期待される7つの資質

Suda Note | 社長ブログ
2015.05.08

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「できる情シス担当者の条件は?」というお題を社員からいただいて、以下の文章を書きました。ところが長すぎて、社内で使えなくなったため、ブログに掲載します。(^^;)

経済のしくみが複雑で高度になった現代社会は、システム担当者への期待が加速度的に高まっていく社会、でもあります。

かつてはそれほど重要ではなかった(かもしれない)システム担当者の仕事が、同じ会社の中であっても、どんどん重要で大切な仕事に変わっています。

もし、あなたが勤める会社が「10年前も今も、システム担当者の重要性は同じくらいだよ」ということであったら、その会社には将来がないですね。転職しましょう。(^^)
または、あなた自身がシステムの重要性を認識していないために、会社の成長を止めている人なのかもしれません。やっぱり転職しましょう。(>_<)

システム担当者である私たちは、「できる情シス担当者」に向かって学習し、成長し続けない限り、年々高まっていく組織からの期待値にいつしか自分が追い越されて、不要な人材になってしまうはずです。そのくらいに大事なポジションです。

なぜそんな断定的に言えるのか?
私たちは、デジタル情報革命のただ中にあるからです。

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現代社会の経済活動や社会活動は、「デジタル化された情報の複雑なやりとり」に、どんどん置き換わりつつありますね。
物やサービスが交換されている、その裏側が「デジタル情報のやりとり」で変革されているのです。
この流れは、今や世界中の全ての産業に波及して、革命が起こっています。

個人的な体験ですが、先日、米国出張の折に「Uber」を使って移動をしましたが、あまりの便利さに本当に驚きました。
タクシーの配車をGPSやスマホアプリで効率化する、というようなレベルの話ではなく、世界のタクシー業界を全て塗り替えてしまうほどの破壊力。
ドライバーに「以前からタクシードライバーだったの?」と聞いてみると、7割が「いいえ」との答えでした。

 

 

Uberは大きな事例ですが、どの会社においても、システム部門は車輪のスポークをつなぎ合わせる「ハブ」となって、ビジネスを変革する震源地となることが期待されています。スポークは、社内の各部門・顧客・仕入先・経営者などです。
ビジネスの分野だけではありません、学校のような非営利組織も、行政機関も、国家ですら、デジタル革命に乗るか乗らないかが将来の繁栄を決する状況となっています。

したがって、現在のシステム担当者が認識している期待と、実際に周囲から期待されていることとの間に、実は相当なギャップがあります。

「できる情シス担当者」の条件は、このギャップに気づくことができて、差を埋める活動ができる人かどうか、という点にあります。

システム部門をビジネスの中心に据えて、優秀な人を割り当てている会社は伸びています。対策が遅れている会社は、競争によってゆっくり淘汰されていくと思われます。

そんな大切な役割を担っている「システム担当者」は、いったいどんな能力があれば成果を上げられるでしょうか?どうしたら評価されるでしょうか?
私としては、7つのポイントを挙げたいと思います。

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1. 精神的に健康で元気!
全ての技術トレンドを把握して組織を引っ張れるようなスーパーマンに、私たちが突然なれるはずはありません。そんな人は起業しているか、今すぐ役員に抜擢されるでしょう。まずは、重要でタフな仕事内容なので、心が健康でポジティブであること。もちろん肉体的にも健康であること。組織のハブにあたる仕事なので、周囲に悪影響を及ぼさない健全な人。そして見た目もかっこよくて健康的、というのが最初の条件です。

 

2. 技術にばかり肩入れしていない!
情シス担当者は理系と文系の交差点で仕事をする人です。技術を効果的に選んで、利用します。したがって、あらゆる選択肢を一切のこだわりなく選べる人、技術以外の解決手段(仕事の流れを変えるなど)も着想できる、ゼネラルな人が望ましいですね。スティーブ・ジョブズはかつて、AppleのDNAは技術と学芸の融合点にある(Technology and Liberal Arts)と表現しましたが、情シス担当者の立ち位置もこれと同じですね。かっこいい!

 

3. 人に対する愛情や興味がある!
システム担当者は社内・社外のあらゆる人との「対話」が主要な仕事内容です。ヘルプデスクはわかりやすいですね。そして最上流のシステム企画は、人間や組織の行動原理を知ることで、はじめて素晴らしいシステムを構成できます。人に対する飽くなき興味、システム利用者に対する愛情のある人が、向いていると思います。

 

4. 組織の存在目的に立ち戻れる!
今、所属している組織(会社)は、社会のために何を成し遂げようとしているのか? どうしてこの会社はここに存在しているのか? システム部門はその目的に向かってどのように役に立つべきか? ・・・などと根本に戻って考えられる人。若い人であっても、経営者の視点や世の中の視点をもって仕事をしたいと望んでいる人が喜ばれると思います。

 

5. 勉強熱心で成長志向!
産業革命のまっただ中で活躍する仕事ですから、技術や製品のトレンドをいち早く学び取って活用しようとする人が良いですね。新しいものを試す人です。また、経済・社会など幅広い分野への関心があって、経営やマネジメントの学習をしたいという人、リーダーとして成長する志向のある人であれば、さらに良いと思います。

 

6. 社内外のネットワークを増やしている!
自分一人で全ての知識を確保するのは到底不可能です。誰にもそんなことはできません。社内のキーパーソン、社外の専門家や経験者などとネットワークして、足らない知識を補完したり、仕事の依頼ができるような人、つまり人脈を拡げていける人物が理想です。

 

7. 収益と資産(BS/PL)の視点がある!
システムは将来に向けた投資です。投資はバランスシート上の資産になります。資産は損益計算書上の償却コストや利用コストを発生させますが、同時に売上機会を増大させ、結果として利益を増やします。しかし、過大な投資は収支のバランスを崩すかもしれません。BSとPLの両方の計算が必要です。このようなそろばん勘定をすることが、システムを企画するということですね。

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いかがでしょうか?

情シス担当者って、ヘルプデスクのように「目の前の人にありがとうと言われる、嬉しい仕事」からスタートして、いくらでも上を目指していける職業だと思います!難しい仕事ですが、期待されているっていいですよね!

須田騎一朗
ユナイトアンドグロウ代表
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