Suda Note

Suda Note | 社長ブログ

3分間のビデオコマーシャルと「中庸」 - ユナイトアンドグロウ株式会社

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2013.04.15

20130415

このたび、ユナイトアンドグロウを説明するビデオを制作しました。

実は「映像で会社説明ができたらな〜」と、5年も前から考え続けていたのですが、予算がなくて実行出来ませんでした。手帳の新しいページに「映像で会社を語りたい!」というメモを、それこそ何十回も書き写した覚えがあります。
今、やっと夢が叶って第一弾ができましたので、感慨深いですね。小さなことかもしれませんがすごく嬉しい。しかしまだまだ一作目。これからも挑戦していきます。

ところで、この映像を製作するにあたって議論となったのは、「誰のために映像をつくるのか?」という点です。なぜなら視聴する人物のイメージを具体的に決めないと、台本が書けないからです。

「求職者向けか、それともお客様向けか」どちらですかと当然ながら聞かれました。

はじめの絵コンテは「求職者に絞りこんで訴求する」内容でした。しかし私たちは「それは違う」と話をしました。

見てもらいたいのは求職者かもしれませんが、内容を求職者向けに(こんな風に楽しい会社です、学べます、夢のある会社です、などと)つくると、イメージがずれてしまう。

お客様のことを意識せずにストーリーを描くと、独りよがりの内容になってしまうということがわかりました。

結論としては、求職者向け50%、お客様向け50%と、半分ずつにしているつもりです。
(実際に見てみて、どう感じますか?)

一般的に、なんらかの表現物をつくるときには「ターゲット」を先に決めるのが王道ですね。
たとえば「20代から50代まで、幅広く使える新製品」があったとして、宣伝広告で「どなたにも合っていますよ」と説明をしても、焦点がぼやけてしまってあまり売れません。そこで、訴求をする際にはターゲットを具体的に設定します。「27歳くらいの女性会社員。都会で一人暮らしをしていて趣味は、年収は、etc.」・・・などと決めることで、台本もクリエーティブも定まってきます。クリエーティブがきちっとすることで、結果として幅広い人に売れたりもします。少なくとも、広告代理店時代に私はそのように仕事をしていました。(笑

しかし、人が直接介在する「サービス」の場合は、事情が異なります。サービスの現場で実際に働く人を尊重するとともに、お客様も等しく大事に語らなければ、成り立たないと思っています。「社員」と「顧客」の両方に、どちらにも偏らず、価値の提案をするべきだということに、ビデオ制作を通じて気づきました。

中学生時代に論語で習った「中庸」という言葉を思い出します。

「中庸」とは「平均」でも「真ん中」でもありません。どちらにも決して偏らず、安きに流れず、高みを目指す概念だと私は捉えています。(間違っていたらご指摘ください)

社員の自己実現とお客様への貢献を、常にフィフティ・フィフティで捉えて、理想高くメッセージしていきたいものです。

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