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TrelloでGTD、辞めました(紙のGTDに逆戻り)

Suda Note | 社長ブログ
2016.03.21

「手帳をフルデジタル化してカバンを軽くしたい!」という衝動にかられることがありませんか?

私は2年に1回くらいの頻度でこれが起こります。最新のデジタルツールを試しておきたいという職業上の理由も少しあります。そして、その挑戦をするたびに、いろいろと反省をして、最重要部分をアナログに戻すということを繰り返しています。

バカだな〜と思いますが、私以外にも、身の回りを全部デジタル化して、その結果ストレスをためたり、仕事の効率を落としたり、未来を見通しにくくしてはいないかな?とも思うのです。特に若い人やモチベーション向上に苦労している人!そこで、私の失敗をシェアします。

Trello(トレロ)は、最近のお気に入りサービスのひとつで、実に様々な活用方法が提案されていますね。

何よりインターフェースが美しく、アナログ的な演出が知的好奇心を駆り立ててくれます。グループによるタスク管理や、他のメジャーなクラウドサービスとの連携などが、特に有効ではないかと思います。アジャイル開発の「カンバン」などにも使えそうです。

「これだったら、いよいよ個人のGTDが移行できるかも!」と思った私は、3週間ほど手帳と並行利用した上で、全部をTrelloに展開してみました。

私のGTDをTrelloに移行した画面
ちなみにGTDとはGet Things Doneの略で、「頭の中でぼやっと考えている様々なことや、ふと思い出したアイデア、雑用、個人のタスクなどを、とにかく全て一ヶ所に書き出す。それを一定のサイクルと手順で時間をかけて見直すことで、常に頭の中のメモリー使用量をゼロにしていく」という、一連の考え方のことで、David Allenという人が提唱しました。

2ヶ月くらいはこれで運用をしていましたが・・・
なんだか最近モチベーションが下がっている!ワクワクしていない!大事なことが思い出せていない!という状況に直面して、「もしかしたらこれのせいか?」と、再び紙に戻してみたところ、モチベーションがぐっと上がることに気づいたのです。

私の実験の結果は、
デジタルではなく、紙と鉛筆を使ったほうが、思考が深まり、記憶が定着し、しかもモチベーションが上がる。
・・・という厳然たる事実がある、ということです。

「プロジェクトリスト」のように、特定のテーマをブレークダウンしてタスク分けする場合は、デジタルでも問題ないと思います。誰かとそのリストを共同で運用する時は特に有効でしょう。また、カレンダーの共有などは、私もGoogleに完全移行しています。

しかし、プロジェクトリスト化するよりも手前の作業、つまりそれこそが狭義のGTDですが、頭の中のモヤモヤとか、雑多なTodoとか、夢や希望やヒントやインスピレーションなどをいったん全て書き出して、頭を常にからっぽにする作業は、アナログな方法が圧倒的に優れている思います。

なぜなんだろう?と、再考しました。

アナログ方式は、同じ言葉を新しい紙に書き写す作業が頻繁に発生します。この作業が実に面倒なわけですが、この儀式によって指先から体の全体が集中モードになります。そして、「これは何?」の問いを、手を動かしながら繰り返しているうちにストレスが消え、問題や課題が深掘りされ、深層心理との対話が行われる。そこには新しい発見もあって、結果としてモチベーションが上がっていく(または、ストレスが消える)のだろうと思います。

GTDは絶対アナログに限る!というのが、私の結論です。

古い記事ですがこちらもご参照ください:アナログ手帳とデジタル手帳をどう使い分けていますか?

須田騎一朗
ユナイトアンドグロウ代表
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