DAILY WORK
UGの日常

さまざまな会社と仕事を経験して辿り着いたのは”シェアード社員”でした

  • 中途(30代〜)向け
2023.03.14

こんにちは!採用広報のあさのっちです。
今回はUGへ入社して10年目となる「ぶっち」さんにインタビューしました。
ぶっちさんとは昔からつながりがあるものの、仕事の話はそこまで知らなかったのでとても新鮮でした!
ぜひご覧ください!

「やったことないからいいな」という気持ちで転職

ーー本日はよろしくお願いします。まずは、UG入社前の経歴から簡単に教えてください。

新卒でIT系メーカーに就職しました。カスタマーエンジニアとして銀行にあるATMや通帳発行機、外為マシンなどのオンライン機器のメンテナンスをしていました。一般的にフィールドエンジニアとよばれる職種ですね。当時、プライベートで大きな交通事故に遭ってしまい、その後、重いものを持ったり、長時間立っていたりする働き方がけっこうしんどくなってしまったんですよね。それでこの仕事を永く続けるのはむずかしいなと思い、自分が持っている知識を活かせそうな職種へ転職しました。

2社目に選んだのは、ITエンジニアの派遣会社でした。派遣先の企業を担当する営業だったのですが、とにかく激務で。朝9時から夜23時まで働き、多い日は一日300件電話していました(笑)今では考えられない生活ですね。一生懸命がんばっていたものの激務すぎるので1年で辞めようと思い、会社に伝えたら、たまたま仕事っぷりを見ていてくれた他セクションのマネジャーから「辞めるなら、親会社のホールディングス総務やらない?」と声をかけてもらったんです。仕事をがんばっていたことを見てくれていたようで「もったいないね」という言葉をもらったのを今でも覚えています。総務の仕事は正直わからなかったのですが、やったことないからいいなと思い「いいですね~!」というノリで引き受けることにしました。

ーーエンジニア、営業、総務といろいろな職種を経験されているんですね。「いいですね~」で引き受けるぶっちさん、さすがです!

ホールディングスの総務として3年働きました。主な仕事は全国にある支店のファシリティや社有車、その他さまざまな設備・備品などの管理でした。オフィスの移転や新設も対応し、スタッフが暮らす寮の手配なんかもしていましたね。管理部門で縁の下の力持ちとして会社や社員やお客様を支える仕事にやりがいを感じ、会社全体を見渡すことができとてもいい経験でした。
その後、人事異動で営業へ戻り大阪へ転勤することになりました。今度は、医療介護業界の派遣・紹介の営業で、新規開拓の飛び込み営業をしてお客様を増やし事業成長に貢献しました。1年間でやることを全うして、派遣営業で習得できることはほぼ習得できたなと感じたため、いいお話もいただいていたのですが、身体のことを考え、「東京に戻り管理部門で働きたい」という思いを抱き退職しました。

次の転職先は、独立系のMSP(マネージメントシステムプロバイダー)ベンダーで、システム監視業務を行う会社でした。管理部門でのキャリアを積みたいと思っていたため、こちらも未経験でしたが、営業管理として会社の売上管理や購買管理をする担当として飛び込みました。これまでの大企業と違い、会社経営をとても身近に感じることができ、その悩みや難しさに直面しました。また、新しい仕事にチャレンジさせてもらえる恵まれた環境だったため、どんどん仕事の領域を広げることができ、最終的には人事・総務以外の管理部門業務を自分の責任下に置くようになりました。いつしか、制度会計・管理会計の仕事を軸に、各部門長と話して会社の予算策定をしたり、事業分析をしたり、中期経営計画の策定に参画したり、会社全体の数字をとりまとめていました。入社当初は会計知識がまったくなかったので、土日に学校へ通ってがんばって勉強しました。

ーー本当にいろんなポジションを経験されてきたんですね。会社全体の数字をとりまとめていたぶっちさんがこの会社を退職するに至った背景には何があったのでしょうか。

会社成長のプロセスで資本構成が変わり、総合商社の傘下に加わったことでマーケットにおける会社ポジションと会社のステージが変化して、新しいカルチャーが生まれ、入社したころから比べると別会社のような状態へと変化していたんですよね。そうなると、過去から礎を築いてきたメンバーが抜けてしまったりと、社内に新陳代謝が起き、自分も業務整理できたなと思ったタイミングで辞めることにしました。このときが36歳くらいでしたかね。あんまり転職しすぎてもあれかな~と思い、最後になったらいいよねくらいの気持ちでUGに転職しました。

最初はシェアード社員ではなく、管理本部に応募していた

ーーここまでさまざまな経験をされているぶっちさんですが、コーポレートエンジニアの仕事はなかったですよね?どうやってUGを知ったのでしょうか。

実はUGには、前職で一緒に働いていたメンバーが数名いるんです。前職を先に辞めたメンバーに「実は辞めようと思っていて・・・」という話をしたら「UGで管理本部の人材を募集しているよ」と教えてもらって。それがきっかけで話を聞きに行ったら、当時募集していたのは労務人事ができる人材だったんですよね。労務人事は経験がなかったのでマッチングしなかったのですが「もし、興味あるなら他の部署の話も聞いてみませんか?」と言ってもらえたので、採用責任者の高井さんと話すことになりました。

話をしてみて、率直に、楽しそうだなって思いました。UGのビジネスは「人」の商売で、いかに「人」をお客様先に買ってもらえるか。自分の身一つで勝負する感覚なので、いきつくところがフリーランスに近いなと。そんなシビアな世界を社員のままできるというところが楽しそうだなと感じました。安定したなかで力を試すことができそうだなと。

ーーそんなつながりがあったなんて初めて知りました!再びエンジニアをやることへの葛藤はなかったのでしょうか。

それはなかったですね。コーポレートエンジニアの経験はまったくなかったけど、やってくうちに覚えられるかな~と。前職で販売管理システムを導入したり、会計システムをリプレイスしたり、必要な数字を算出できるようにSalesforceをカスタマイズしたりしていたので、そのあたりをきっかけにお客様の力になれるかな?と考えていました。

UGは、「中堅・中小企業を強くする」というミッションを掲げており、前職の苦労した経験から、そこにとても共感したんですよね。何か、自分にできることがあればITを軸足にお客様の経営をサポートしたいと思い、入社を決めました。前職の社長から事業立ち上げのとても魅力的な仕事を紹介していただいていたのですが、UGのミッションが自分のやりたいことに近いなと思い、そちらをお断りして、今、UGにいます。

全社を巻き込んで会社のカルチャーをも変えていく

ーーUG入社後、一番記憶に残っていることはなんですか。

これまで10社以上のお客様先でお仕事させていただきました。主に、システムの導入や活用を推進し業務改善を担当しています。一番記憶に残っていることは、UGの大先輩と一緒に進めた基幹システム刷新のプロジェクトです。当時そのお客様は、お金を管理する統合的なシステムが実質的になく、各業務を部署ごとに個別最適で作られたAccessなどを駆使して管理していたんです。会社の急成長にバックオフィスのシステムや仕組みが追いついていない状態でした。UGのお客様は成長企業さまが多いので、よくあるパターンではあるのですが・・・。

最初に行ったことは、全貌把握し可視化することです。会社の一部の事業の経理処理がブラックボックス化し過ぎてしまっていて担当の方から他の経理メンバーに引き継ぎすることができない状況に陥っていたんですよね。3ヶ月かけて実行しました。可視化してみて分かったことは、事業部門から経理に回ってくる情報が不足しているなど、業務の統制が効かない曖昧さが残る状態で会計処理をせざるを得ない状況だったことです。ある程度想定はしていたのですが、あらためて「これほどまでか〜」と先輩と一緒にのけ反ったのを覚えています。

そこから、「なんとかしてやる」という思いで、基幹システムの刷新プロジェクトが始まりました。

会社全体を巻き込んだ約3年間の壮大なプロジェクトでしたが、その先にIPOを見据えた重要な局面にあったため、”本来あるべき姿”にこだわり、社内の業務フローや運用ルールの改善、また、内部統制への対応、社員の方々への説明や意識づけなど、一筋縄でいかないことがたくさんありましたが、なんとか計画に1ヶ月遅れて基幹システムのリリースを行うことができました。リリース後も運用フェーズで苦労することもたくさんありましたが、気がつくと新しい仕組みのなかで会社のカルチャーが大きく進化しており、組織や人の成長はもちろん、会社の屋台骨が強くなったと実感することができ、自分の会社かのように本当にうれしかったです。振り返ってみると、UGメンバーも延べ20数名が関わって、それぞれの持ち味を活かして助けてくれました。

ーーUGのお客様としてはかなり大規模なプロジェクトだったんですね。本当におつかれさまでした。大変な状況のなか、ほぼスケジュール通りに進められた理由はなんだったのでしょうか。

やっぱり、やり遂げられたのはみんな同じ目標に向かって必死にやってくれたからですね。業務整理やIT化が追いついていないことに社員のみなさんもフラストレーションがたまっていたんです。そこにこのプロジェクトが立ち上がり、IPOという目標もあったので一致団結しました。これまで管理していなかったデータを集めたり、曖昧だったデータをクレンジングして整えたり、細かい作業もみんなで乗り切りました。

経験も悩みもみんなで共有して、お客様に還元していきたい

ーー経験抱負なぶっちさんはUGメンバーから相談されたり頼られたりすることが多い印象です。実際どんなことで声をかけられていますか。

やっぱり会計関連の話が多いですかね。「会計システムについて悩んでいる、どうしたらいいか分からない」「(会計の)考え方が分からない」という感じで相談がくることがあります。どんな商売をしているかによってお金の流れが異なるので、そこをどこでどう処理して、システムにのせるかを考える必要があるんですよね。たとえばUGのシェアード社員サービスは前払いポイント制なので、売上が立つ前にお客様から入金いただきます。そうすると一般的な販売管理システムではあまりそういう仕組みになっていないので、処理しにくいんですよね。これをうまく使えるように知恵を絞ります。

ーーなるほど!とても分かりやすいです。AM(顧客責任者)や営業としての相談を受けることはありますか。

どちらかというと、今はAMを積極的にやろうとしていないので、そういった相談はあまりないですね。
お客様の会社をよくする方向へたくさんパワーを使いたいと思っていて。もちろん、AMでも同じマインドを持っていますが、自分はお客様の一員として、内部から問題を解決していくのが性に合っていると思っていて、そこにこだわっていますね。なので、自分の時間は少しでも多く現場で働くことに使いたいと思っています。

営業的な動きはお客様先の社員の方が転職された先から直接お声かけいただいたり、前職のつながりからお話をいただいたり、と過去に関係性があった方からのお声がけが多いです。これは、会社としてとてもうれしいことで、どんどんUGのファンを増やしていきたいですね。社員のみんなが日々の仕事を一生懸命やることできっとお客様もこたえてくれるのだなと思います。

※AM:顧客責任者。準委任契約における指揮命令者であり、現場メンバーとは別にお客様やメンバーの状態を把握し支援する。

ーーそうだったんですね。「社員より社員らしく」をとても大事にされているんだなとあらためて感じました。仕事以外でもUGメンバーと関わっている印象ですが、実際のところどうでしょうか。

そうですね。単純に楽しんでいます。呼ばれたり、こちらから声をかけたり、どっちもありますね。「休みの日でも会いたい」と思えるのは、UGだからかもしれません。

同じ会社に属しているけど、平日は各自がお客様先に出向いて全力で課題に取り組みますよね。そこで抱えている悩みだったりとかが共通していることって結構あると思うんです。そういうものをみんなで共有したりすることで、気が晴れたりもするじゃないですか。そういう機会を設けている感覚ですね。

ーーたしかに、同じような悩みを抱えているメンバーとつながっていると思うと心強いですよね。最後に、この先やってみたいことを教えてください。

まだまだやってみたいことや経験したいことがいっぱいあります。これまでコーポレートエンジニアとしてUGで培ってきた経験をさらに多くのお客様へ還元して喜んでもらえるようになりたいですし、社会の変化や新しいテクノロジーに触れてさらにキャリアを積んでいきたいと思っています。また、さまざまな業界、会社規模などあらゆるバリエーションを体感して、その経験を自分の血肉にしていきたいですね。

ーーやー、やっぱカッコいいですね!素敵なお話をたくさんありがとうございました!

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