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UGの日常

産休育休から復職して1年、UGのつながりに支えられています。 - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

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2024.05.29

こんにちは!採用広報のきょんきょんです。
今回は、シェアード社員の「しぶ」にインタビューしました!

仕事も育児も、前職もUGのことも、うまくいったことも、いかなかったことも正直にたくさん語ってくれました。ぜひご覧ください。

異業種からIT業界へ戻ってきた

ーー本日はよろしくお願いします!はじめに自己紹介をお願いできますか。

よろしくお願いします!2017年に入社したしぶです。福岡出身で情報系の学校を卒業後、新卒でエンジニアをやっていました。憧れの東京に行きたくて転職、不動産営業を経験したあとIT業界に戻ることを決断しUGへ入社、気づいたら6年以上働いています。

ーー情報系の学校出身なんですね。具体的にどんなことを学んでいたんですか。

地元の高専に通っていて、制御情報工学を学んでいました。学んだことを仕事にしていたら、ロボットアームの制御ができる技術者になっていたと思います。プログラミングやハードウェア周りのことも学んでいたのでいろんなエンジニアを輩出している学校でした。

ーー専門的で未知の世界です!1社目はロボット関連のお仕事だったんですか。

いえ、プログラマーとして医療用ソフトウェアを作っている会社に入社しました。就職活動があまりうまくいかず、学校の就職課に紹介してもらいました。

ーーそうだったんですね。具体的な仕事内容を教えてください。

医療用の機械は独自の規格があり、それにあわせてプログラミングしたり、データベース化したりしていました。中小企業なので一つひとつの病院との関係性を大事にしていて、新しいシステムを導入した際のトレーニングを担当したり、バグが見つかったら現場にかけつけたり、しょっちゅう病院に通っていました。ドクターと直接関わることもあり、忙しい診察の合間に対応するときに「患者さん待たせているから(早くして)」と怒られたことも何度もありました。ここで社会の厳しさを知りました。

ーー厳しい業界ですもんね。そこで何年働いていたんですか。

4年弱ですかね。5~6人のチームで働いていたのですが、後輩が入ってきてもすぐに辞めてしまうのでずっと下っ端でした。すごく忙しかったので、平日はほとんど終電まで働いていました。休みの日まで働くことはありませんでしたが、平日は「誰も帰れないから自分も帰れない」みたいな状況がずっと続きました。当時は「長い時間働いたほうがすごい」と思い込んでいましたね。

ーーその環境にいたらそれが当たり前になりそうですね。転職を考えたきっかけはなんですか。

最初のうちはハイテンションで乗り切っていたんですけど、だんだん疲れてきて。日付が変わる前に帰りたいと思うようになりました。給料も安いし、「一生このまま地元で疲弊しながら生きていく?」って考えたときに絶望して、転職を考えはじめました。

せっかく転職するなら心機一転したいと思い、まずは東京に行くことを決めました。学校も仕事もITに関わり続けていたので、まだまだ私の知らない仕事があるんじゃないかと考え、業界も職種も変えることにしました。

ーーどんな仕事に就いたんですか。

注文住宅の営業に転職しました。業界は正直なんとなくです(笑)家が好きだったのと、高専に建築学科があってかっこいいなとひそかに憧れがあったのかもしれません。これまでの仕事は自分の努力が給料に反映されにくい仕事だったので、自分の成果が分かりやすくて自分の努力次第で昇給できるんじゃないかと憧れていた営業職に就きました。

ーーガラッと変わりましたね!企業選びの決め手はなんだったんですか。

決め手というか、そこの企業しか受けていないんですよね(笑)全国に支店がある企業で、東京を希望したら埼玉に配属されました。夢見る少女だったので、サクッと活躍して東京支店に異動させてもらおう~って意気揚々と働き始めました。

ーー働いてみていかがでしたか。

実は、1社目よりも忙しかったんです。「休みの日に休んでいたら仕事ないよ」って言われるような世界で、給料の7割がノルマの達成状況によって変動するため、とにかくしがみついてがむしゃらに働きました。が、ノルマ未達成が続き、ただでさえ少ない給料がもっと減ってしまい・・・大変でした。あと、やってみて分かったことは、住宅営業は向いていないということでした。

ーー何をきっかけにそう思ったんですか。

営業でお客様と向き合うよりも、展示場のサポートが楽しかったんです。営業は見学に来てくれたお客様に家の説明や希望のヒアリング、次のアポにつなげるなど説明から契約まで一通り対応します。私はお客様に提案する土地を見に行ってデータを共有したり、図面のラフを書いたり、いわゆる営業支援みたいな仕事が心地よかったんです。あと、アナログな業界なので、手順書をWordで作成してPDFに変換して配布することで「すごい!」って言ってもらえる環境でした。

ーー社員が働くためにサポートする、シェアード社員に近いものを感じます!

そうですね。ITツールの使い方を教えてあげることもありました。本社にシステム部があったんですけど、支店や展示場にはいないので、それが唯一、他の人よりもできることだったんです。でも、それだと成果は営業のものになるので、お金の限界が見えてきてしまいました。

ーーそこでIT業界への復帰を考えたんですか。

そうです。仕事内容が大変でも一緒に働く人がおもしろかったし、よくしてくれる人もたくさんいたのでお金の心配さえなければもう少し続けていたかもしれないです。でも、住宅営業は向いていないって分かったし、住宅業界以外にも文化的にアナログな業界はたくさんあるんだろうなと想像したら、あらためて自分はITの仕事に適性があるんじゃないかって気づきました。東京で働くことはあきらめていなかったので、東京でできるITの仕事を探すために転職活動を再開し、UGに出会いました。

UG入社当初、コーポレートITの全体像を把握していなかった

ーーUGは何を見て知ったんですか。

求人サイトだったと思います。企業ページがイケイケで「自分の仕事は自分で決めるぜ!」みたいな感じで、オフィスの写真も緑がいっぱいですごくキラキラしていそうな雰囲気だったことを覚えています。

ーーちょうど今のオフィスに引っ越したばかりで余計キラキラしてたかもしれないですね(笑)面談で印象に残っていることはありますか。

会社説明会のときに、『ワークスタイル・パラダイムシフト(※)』をもらったことです。そのときの転職の常識を知らなくて、会社に行って本をもらったことにとても驚きました。「そういう宗教かな・・・」って警戒した記憶があります(笑)とりあえず選考に進み、同世代の女性スタッフ何名かとお話ししてみました。落ち着いた雰囲気で、「私でもできそう」と思わせてくれるような感じで、”コーポレートIT”とか”情シス”という言葉がわからずなんとなく不安だった部分も払拭してくれました。そのおかげでちょっと気になる会社だなって思えるようになりました。

※『ワークスタイル・パラダイムシフト』:ユナイトアンドグロウについて書かれた書籍。

開発職に戻ることも考えていたので、がっつり開発に関われる会社も受けていました。ただ、UGの面談でいろんな人と話していくうちに、技術に特化するのではなく人と話したり接したりする仕事で、スキルの向上が給与に紐づいて、バックオフィス業務なのにインセンティブがもらえる、なんて新しい会社なんだ!って思うようになりました。入社の決め手はこれだったかもしれないです。

ーーでは、ほとんど迷わず入社を決めてくれたんですね。

そうですね。たしか他社で内定を頂いていたんですけど、UGの内定が出たらそっちに入社したい。だから次の面談を早くしてほしいってお願いしました。開発はなんとなく想像ができたんですけど、”情シス”は全然ピンときていなくて、知らない世界に飛び込んでみたい欲もまだあったのかもしれないです。

そういえば、須田さん(社長)との面談はほとんど話した記憶がないですね。社長室に入ったら「入社するんでしょ?よろしくお願いします!」だけ言ってもらったような・・・。そんな感じで大丈夫なのかな?って思ったけど、それまでの面談を信頼しているんだなと感じました。

ーー入社前後でギャップはありましたか。

そんなになかったですね。当時、中途入社の入社時研修は5日間で、6日目からは自分で考えて行動していました。戸惑いはありましたが、自立した大人として接してくれるのは面談で聞いていた通りで、誠実な会社だなと思いました。

ーー最初に担当するお客様はどのように決まりましたか。

入社前、全社会にゲスト参加したときに「こんな仕事があるんだけど、立候補してみない?」と声をかけてくれたメンバーがいたんです。それで入社後すぐにお客様との顔合わせを設定してくれて、決まりました。そのお客様は2年間担当し、コーポレートIT部門ではなく購買部の一員として、PCの調達や交換などを中心に対応していました。UGのお客様の中でもかなり大規模なお客様で、コーポレートIT業務を複数の部署で分業しており、UGメンバーはその一部を担っていました。とにかくオフィスがきれいで、居心地がよかったです。

コーポレートITの業務はIT戦略企画、ソフトウェア開発・SaaS設計構築、システム運用、インフラ・ハードウェア管理、情報セキュリティなど多岐にわたります。でも、当時の私はコーポレートITの全体像を把握していなかったので、このお客様先での業務がコーポレートITのほんの一部だということはわかっていなかったんです。ボンド(※)で他のUG社員と仕事の話をしたり、他のお客様先で働いたりするようになって、初めて気がつきました。

※ボンド(現:フォーラム):個人の成長にフォーカスした当社独自の学習グループ

ーーずっと1社を担当していたんですね。

そうですね。UG入社3年目のときに最初のお客様の稼働時間を160時間から80時間に減らして、2社目のお客様先で働きはじめました。複数のUGメンバーとともにコーポレートIT業務を担当しながら、少しずつ仕事の幅を広げていきました。その後、最初のお客様を卒業し、新たなお客様先ではほぼ自分一人でコーポレートIT業務を担当するようになりました。

ーーお客様によって仕事の幅がかなり変わったと思いますが、やってみていかがでしたか。

とても楽しいと感じています。Google WorkspaceやActive Directoryなどコーポレートエンジニアとして携わるシステムや担当する業務が増えてきたことがうれしいし、とくにネットワーク周りは分からないところが多くて、「なるほど、こういう知識が必要なのか」と気づきがありました。

ーー大変なことはありましたか。

誰かに頼るのが難しいですね。ちょっとしたことは離れた場所にいるメンバーに社内SNSなどで聞けても、それ以上のことを頼ろうとすると専門知識を持ったメンバーを探したり、お客様への提案内容を考える必要があり、なかなか一歩が踏み出せずにいます。過去に一度だけネットワーク調査で別のメンバーに来てもらいましたが、慣れないことだったので来てもらうための準備にすごく時間がかかってしまいました。

ーー自分で稼働して自分で営業する、まさにシェアード社員のおもしろさであり難しさですね。

そうですね。自分としてはあのときもうまく頼れた感じはしなかったです。だから、お客様先で課題を見つけながら他のメンバーも巻き込んでいっている人は本当にすごいなって思います。

つながりに感謝し、自分のやり方で貢献していきたい

ーー産休・育休も取得されていましたよね。

はい。2022年に9ヵ月間、お休みしていました。産休前は3社を担当していて、2社でコーポレートIT全体のご支援をしつつ、1社は月に数時間、ISMS対応のサポートをしていました。こちらはISMSに詳しくてさまざまなお客様を担当しているよっしーと一緒に働き、よっしーのサポートをしながら勉強させてもらっていました。

産休に入るときは、それぞれのお客様を代わりに担当してくれるメンバー探しで一苦労しました。バタバタした時期もありましたが、スクラム(※)のメンバーをはじめとする周りのみんなが全力でサポートしてくれたおかげで無事にお休みに入ることができました。

※スクラム:お客様ごとに、その企業を支援するメンバーで構成されたグループ

ーーそうなんですね。復職の時期はどうやって決めたんですか。

本当は1年休みたかったのですが、保育園入園のタイミングで復職しました。4月に入園しないと途中から入るのが難しいという事情もあり、本当は子どもともっと一緒にいたかったのですが復職するならこのタイミングだなと断腸の思いで決断しました。

ーー復職したとき、担当するお客様はどのように決まったんですか。

これはかなり特殊な例だと思うんですが、産休前に担当していたお客様3社のうち2社を再び担当することになりました。

ーーいわゆる「出戻り」みたいな感じですかね?ご縁があったんですね。

ありがたいことに、スクラムメンバーが声をかけてくれました。たまたま人手が足りなくなったタイミングに復職したみたいで、ちょうどよかったんです。

1社はお客様の環境も担当する業務も以前とそんなに変わらなかったのですが、もう1社はガラッと変わっていました。分社化、親会社とのシステム統合など会社としての状況が変わっていたり、以前UGの窓口になってくれていた社員の方が別会社に異動していたりして、とても忙しくなっていました。

ーー復職してちょうど1年くらいですよね、いかがですか。

仕事と育児の両立は大変です!想像以上でした。何事もない日でも保育園から帰ってきた後の時間はすべて子ども中心の日常です。今まで以上に「定時で仕事を終わらせないと!」とタイムマネジメントの意識が高まりました。自分がいつ休んでも大丈夫なように日ごろから準備できたらいいんですけど、そこまではまだできていないので同じスクラムのメンバーに助けられて成り立っています。今一緒に働いているメンバーは、ログを見て「ここまで進んでいるんだな」と読み取って作業の続きを進めてくれたり、さり気なく察してくれたり、巻き取ってくれたり・・・本当にお世話になっています。みんなの協力なくしては両立できていないと思います。とても感謝しています。

ーーこれからの展望を教えてください。

大変と言いながらもこの1年でなんとなく仕事のリズムができてきて、働く感覚を取り戻せた気がするので、そろそろ新しいことにも挑戦したいなと思っています。

具体的にはセキュリティの分野に携わってみたいです。産休前にセキュリティスペシャリストの資格を取ったのですが、休み明けはまだ1ミリも触れていなくて・・・(苦笑)せっかく学んだことを思い出しつつ、最新のセキュリティトレンドをキャッチしながら働きたいなと考えています。

ーーセキュリティはどんなお客様先でも重要な分野ですもんね。

どんな企業規模のお客様でもセキュリティは重要な課題です。たとえば、今担当しているお客様はUGではなく別のセキュリティコンサルを契約しています。もしUGがその課題でお役に立つことができれば、お客様にとってはコンサルティング料の削減につながり、UGにとっては学びの蓄積や売上につながります。セキュリティを通して、お客様にもUGにもお役立ちできる。それができる人になりたいんです。

同時に担当するお客様数を増やして成長していくメンバーもたくさんいると思うんですけど、今の私のキャパシティでは担当社数を増やして働けるイメージができていなくて。それから、チャレンジという意味では、社内のマネジメント業務などに携わることだってできると思うのですが、ときには相手に厳しいことを言う必要もある、と考えると自分には向いていないと思っていて。どちらも「やっている人たちはすごい!」って思いながら、自分は自分にできることでお客様にもUGにも貢献していきたいなと思っています。まずは1社のお客様に関わる時間を長くして、自分が対応できる領域を広げていき、よりお客様にとって役に立つ、頼られる人になりたいです。

ーー全員が同じことをやる必要はないですからね。自分らしく活躍し成長していくこれからのしぶを楽しみにしています!本日はありがとうございました!

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