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UGの日常

自分の興味や感情に素直にしたがって行動することも大切だと思うようになりました! - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

  • 新卒向け
2024.02.01

サークル運営を変えたくて学びはじめた組織論

ーーよろしくお願いします!今年から採用業務もチャレンジするたもさん、自己紹介からお願いします!

よろしくお願いします。2021年新卒入社のたもです。大学時代は経営学部で、入社から今まで1社のお客様を担当しています。2023年はLALAの運営など、UG社内の活動にも取り組んでいました。

※LALA(Lunch Around Learn Around):相互の人物理解とつながりを深める、4人1組のグループ活動

ーーありがとうございます。たしかに、1社のお客様でずっとがんばっているイメージがあります!まずは学生時代、どんなことをしていたのか聞かせてください!

学生時代に注力したことはゼミとサークル活動ですね。ゼミでは経営戦略、組織論を学んでいました。最初は先生の話し方が巧みで興味深く、ゼミに入りました。一番印象的だった学びは「ナラティブアプローチ」です。

ーーナラティブアプローチですか。詳しく知らないので教えてください。

ナラティブアプローチは、元々臨床心理学のフレームワークであり、ビジネスシーンでも使われるようになった言葉で、人が違えば物事への解釈が違うという前提のもと、対話を通して観察・解釈・介入を行い、新しい関係を築き続けていくアプローチ方法です。先生が「まず人と人は分かり合えないという前提に立ったうえで、人と関わる」と語っていたのが僕に刺さりました。

ーーそうなんですね!なぜ、経営戦略、組織論やナラティブアプローチなどといったテーマに興味を持つようになったのでしょうか?

経営戦略や組織論に興味をもった理由の一つは所属サークルの運営に課題を感じていたからです。180名くらいのストリートダンスサークルに所属していて、僕が1、2年生のとき、「幹部やリーダーの人たちが何を話し合っているのかわからない」「自分たちが払っているサークル費用がどこに使われていて、どのくらい余っているのかわからない」など先輩幹部メンバーの運営に疑問を持ち始め、「俺が変えてやる!」と意気込んでいたんですよね。そのなかで具体的な解決のアプローチとしてナラティブアプローチにも興味を持ちました。

ーータモさんらしい!ゼミで学んだことは実際役に立ちましたか?

はい、役に立ちました。3年生の時にサークルの副会長となり、意見の違うメンバーと対話するときにナラティブアプローチを意識してみたりするなど、さまざまな試みができました。具体的には、「さっきおもしろくなさそうに見えたけど、実際どうだった?」みたいな感じで目の前で起こっていることが他の人にはどのように見えているのか直接話を聞きに行っていました。勇気をもって聞いてみると、「ここは理解できたけど、ここはわからない」などと意見を言ってくれるんですよね。全員の意見をすべて汲み取ることはできないけれど、そういう考えの違いがあることをお互いにわかっていれば変にギスギスすることもありません。

また、1、2年生のときに疑問に思っていたことも、幹部会議の議事録を残して公開したり、サークル費用の収支を公開したうえで次のイベント予算を説明したり、できるだけ情報の透明化にも取り組みました。

ーーダンスサークルで組織運営を実践的に学んだんですね。

そうですね。「組織」といっても、結局は「人」だな、と思いました。組織を大事にしたいなら、中にいる人を大事にしないといけないことを学びました。

ーー今の仕事にも結びついてくる価値観ですね。就活についても教えてください。

ダンスサークルの引退公演が大変で、就活は3年の2月から始めました。大学の就活支援団体に話を聞いて、企業からスカウトがくるサービスに登録をしてみました。プロフィールにゼミで学んだこと、サークルで学んだことを書いたら、のっちさんからスカウトをもらったんです。僕のダンスサークル副会長としての活動に「シェアード社員と一緒だね!」というようなコメントをいただき、不思議に思いつつ「とりあえず面談に参加してみるか」と思いました。

ーーUGの採用面談はどうでしたか?

今まさに話しているような内容をいろんな方と話していたら内定をもらっていた、という感じです。他の企業は「今この能力を測られているだろう」ということがだいたいわかるんです。でもUGは最後まで何を評価されているのかわかりませんでしたね(笑)

失敗談を聞きたいとリクエストしたら、現場社員の方が次の面談に参加してくれて、ちゃんと失敗談を話してくれる。包み隠さず話している感じがして、こういう風に生きられたら楽しそうだなと思いました。

ーー最終的にどのように決めたんですか?

2月に就活を始めて4月に一旦終わりました。内定はUGと他に一社からいただいて、とても迷いましたね。高井さんと話す機会をいただいて、「もう少し就活続けさせてください」とお願いしました。「浮気症だね〜」と返されましたけど(笑)でも2ヶ月も待ってくれるということに興味が湧きましたね。

当時は就活生として、「就活ってたくさんの学生が志望するなかで、採用する側には採用基準があり、採用人数という数値目標があり、企業の都合に合わせて学生も動くのが普通だ」というような考えがあったのですが、UGは「最終的に君の人生だから君が決めなよ」と言ってきたんです。「なんだこれは?大丈夫?数値目標とかないの?」と思いました。その違和感が興味に変化し、最終的に入社を決めました。

お客様に提供する価値はITに限らない

ーーシェアード社員としての活動も詳しく教えてください。

UGのお客様のなかで比較的規模の大きな企業を入社後3年間担当しています。僕は経営学部出身なので、ITの知識はありませんでした。1年目はマニュアルに記載されていることをミスせずにやる、ということを意識しつつ、周りの方に教わりながら業務をしていました。

また、最初からお客様の組織に馴染むように努力していました。若々しく勢いのある社風の企業なので、文章は硬くなりすぎないように、返答はスタンプを積極的に、わかりやすく淀みなくなく答える、わからないときは「わからない」「教えてください」と言う、任されたことをやり切る、などといったことを意識していましたね。

ーーなるほど、まずはお客様組織に馴染むところからスタートしたんですね。現在までの成長のプロセスも教えてください!

1年目の後半からはチームマネジメントの一歩として、同じお客様を担当するシェアード社員間の調整役を始めましたね。関心もあったし、得意だという自覚もありました。多くのシェアード社員が関わっているお客様なので、誰がいつ来て何をやるかスケジュールを組みつつ、PCの設定や入退社に伴うアカウント設定などを行っていました。

自分の強みを活かして成長できたと実感したのはこのころからですね。2年目になると、お客様の本社オフィス移転など、大きなプロジェクトにも参画するようになり、関わるシェアード社員もさらに増えました。僕がシェアード社員同士のスケジュールや実務上のやりとりの調整役として動くことが多くなりましたね。また、お客様の社内で業務効率化をチームごとに競うイベントを行っていて、その運営にも携わりました。お客様社内で僕は「イベンター」という印象が強いのではないかと思います。

ーーなんでも屋ですね。楽しそうです。

仕事を任せていただけるありがたさがあった反面、「コーポレートエンジニアとしての成長」という意味ではもどかしさを感じる部分もありました。担当していた業務はITスキルが必要なものではないし、新しくそれが身につくものでもなかったので。「何をやってるんだろう」と悩むときもありましたね。でもあるとき、「この役割って誰でもできるものではないな」「想定していた価値提供とは違うけど、それでも価値提供ができているならそれはそれでいいか」「これも一つのスキルだ」と思うようになって、まずはさまざまな調整ごとを行う役としてひたすらがんばってみることに決めたんです。

ーーそんな悩みがあったのですね。これからの展望はありますか?

まずは調整役やイベンターとして、周りの期待を超えられるようにしていきます。直近はコーポレートIT部門のチームの合宿を行って目標設定をしたり、長期的なシステムの目標をもとにオペレーションを工夫していったりと、さまざまなことに取り組み中です。

ーーシェアード社員として働くなかで気づきや学びがあれば教えてください。

先述のとおり、僕が担当しているお客様はUGのお客様企業のなかでも規模が大きい企業です。組織規模が大きくなると、風通しがよく自主性にあふれるカルチャーを持ち続けることは難しいこともあると思うのですが、僕が担当しているお客様はそれがうまくできていているんです。このカルチャーがどのように形成されているのか、コーポレートITの業務を通じてさまざまなヒントを得られたと思います。

たとえば、マニュアルや資料へのアクセスしやすさは各部門が会社全体を考えて動けるように、かつ知りたい情報にスピーディーにアクセスできるように工夫しています。

大学時代のサークル活動でも情報の透明化に取り組んだように、情報に格差があるのって個人的に気持ち悪いと思っていますし、組織運営をするうえでも情報の透明性を確保することがとても大切だと考えています。このあたりは、UGやほかのお客様先でも積極的に参考にしていきたいです。

ーーお客様先での仕事で得たものをUGの仕事でも活かす、いいですね!

採用を経験することで自分がどんな成長をするのか楽しみです!

ーーUG社内での活動についても教えてください。

ボンドやLALAはUGメンバーにとって、とても有意義なものだと思っています。僕が学生時代に学んだナラティブアプローチにもつながっています。250人にもなったUGメンバー同士がお互い知り合うことによって、各々が元々持っている解釈の枠組み(ナラティブ)を変容させ、また違った視座を得ることになります。それは世界を見る窓を増やすとも言えると思うんです。

ーーこれまでの経験がいろいろとつながっているんですね!そして、2024年からはUGの採用にも挑戦するんですよね!

はい、そうです。主に新卒採用を担当する予定です。

うまごんさんから、「採用をやってみないか」と声をかけられたんですけど、最初は正直やるつもりがありませんでした。ただ、「UGという存在を知られるためにはどういうことをやっていけばいいのか考えることも仕事の一つ。マーケティングにも近い。」という話を聞き、新しいことに取り組む興味が湧きました。

興味は沸いたけど、もう少し考えたいと思い、ちょうど同期入社のひづめちゃんが2022年から新卒採用とシェアード社員を兼務しているので「ぶっちゃけどう?」って聞いてみたんです。そしたら「採用とシェアード社員のマルチ稼働のほうが楽しいからやっている!」って答えてくれて。自分の興味や感情に素直にしたがって行動をすることも大切だと思うようになりました。新しい分野にチャレンジができて、働き方としても楽しそう、しかもUGで一番大切と言ってもいい採用に取り組むことができる、ということで挑戦することに決めました。

UGでのキャリアを考えるにあたって、もともと思い描いていたのはユニットリーダーなどの事業部門内の役割にチャレンジすることでした。だから自分が採用担当になるなんて思いもしなかったというのが正直な今の心境です。でも決してネガティブな気持ちではなく、採用を経験した自分がどんな成長をするのか、とても楽しみです!

そしてこれは僕自身のナラティブを増やす活動でもあります。採用というチャネルが設けられて、採用を知ることによって新しい価値観を手に入れることで、今後人と話す時にも話の幅が広がると思います。ナラティブが変容していく旅を楽しむ、ということを続けていきたいです!

ーーたもさん独自の視点で自分の経験を積み重ねていっているんですね!採用担当としての活躍、期待しています!

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