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UGの日常

たどり着いたのは「中堅・中小企業を強くする」こと - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

  • 中途(30代〜)向け
2022.09.15

こんにちは!採用広報のねぇさんです。今回は2018年12月入社「こにたん」のインタビューです。
UGきっての世話好き、「大企業を強くする」から「中堅・中小企業を強くする」に関心が変わり、UGを選択してくれたこにたんのストーリー、ぜひご覧ください!

ベンチャー企業から大企業、そして中堅・中小企業へ


ーーこにたんとはUG STYLEウェルカムラリー委員会でご一緒していますが、こうしてお話するのは久しぶりですね。今日はよろしくお願いします!はじめに、自己紹介をお願いできますか。

はい、よろしくお願いします!私は京都出身で大学入学と同時に上京しました。学部は文系です。7年通って中退しましたが、大手企業向けパッケージソフトを開発しているベンチャー企業に新卒扱いで就職しました。総務部のIT担当者として3年勤めたあとSESに転職し、UGに入社するまでの11年間はメガバンク系の証券会社でディーリングルーム専属のサービスデスクをしていました。

ーー新卒のころからずっとIT業界にいらっしゃるんですね。どんなきっかけでIT業界に関心を持ったのですか?

1社目のベンチャー企業に就職したのは「大企業のIT投資効率を高めて日本の国際競争力の向上に寄与する」というようなミッションを掲げているところにおもしろさを感じたからです。当時は日本の企業がIT投資をしようとした場合、ITベンダーやSIerにオーダーメイドでシステム開発を発注するか、海外のパッケージ製品をカスタマイズして導入するくらいしか選択肢がなかったんです。それには費用も時間もかかるため、国産のERPパッケージを開発すれば投資効率が上がるのではないか、という考えです。

ーーそんな魅力に感じたベンチャー企業から大企業に転職しようしたのはなぜですか?

その大企業のために製品をつくっている自分が働いている会社はベンチャー企業だったので「大企業ってどんなところなんだろう?」という好奇心から転職を考えるようになりました。サービスデスクという職種を選んだのは、1社目の仕事でパソコン周辺の知識が身につき、やっていけそうな手応えを感じたからです。

ーーディーリングルームでのサービスデスク業務はいかがでしたか。

非常に緊張感漂う現場で、トラブル発生時の瞬発力や解決までのスピード感を求められました。ディーラーの方たちはひとり平均7~8台、多い方は10台のパソコンを前に一日何十億円、時には兆を超える額の取引をしています。パソコンのトラブルが発生すると取引ができず、損失を出すことにもなりかねません。そういう環境に居たおかげで、何かあったら即座に駆けつけてトラブルを解決する能力が鍛えられました。

ーー何だか想像するだけで緊張してしまいますね。こにたんから見て、大企業はどんなところだったのでしょう?

組織の形も仕事の流れも整っているな、と感じました。何かプロジェクトが動くときは外部のコンサルティング会社がお膳立てをし、何社もベンダーが入って推進する。社員の役割は何か?というと、予算管理やプロジェクトの進捗管理です。
サービスデスク業務に関して言うと、その場のスピード感や瞬発力は求められるものの、自分たちで解決できないことはすべてエスカレーション先が決まっていたので特定の技術や知識を深掘りすることはありませんでした。逆に、いちばん詳しくなったのはいろいろなものの申請方法です。何をするにも申請、申請・・・で、いちばんよく聞かれた質問が「何々の申請ってどうやるの?」でした(笑)

ーーエスカレーション先が分かれているなんて、ほんとうにきっちりしているんですね。そういった状況からUGへの転職を考えたきっかけは何だったのですか?

実はサービスデスクをしていた11年のあいだ、3回所属会社が変わっています。大企業で働いてみて「自分がやりたいことってこれだったのかな?」と疑問を感じるようになり、最後の転籍のタイミングで転職を考えはじめました。周りから頼られどんなトラブルにも対応できる自信を持てた一方で、自分のキャリアに偏りがあることに気づき「ここを出たら自分は何もできないんじゃないか?」という不安を感じました。そんなとき、偶然見つけて関心を持ったのが「中堅・中小企業を強くする」と言っている会社でした(笑)

ーー「大企業を強くする」から「中堅・中小企業を強くする」に関心が変わったんですね!

はい。それまで自分が居た世界とは真逆の世界で、鮮烈でした。ですがそのとき委託元の会社から「直接雇用にするから転籍しないか」という話があったんです。私自身、ひとり目の子どもが生まれたばかりということもあり、給料アップが見込めたので一旦はそれまでの仕事を続けることにしました。
そしてそこから3年、今までの仕事をやり切ってしまった感覚が強くなり、今度こそ転職だ!という気持ちになりました。それで「そういえばあの会社どうなっているかな?」と思い出してしばらくぶりにUGのコーポレートサイトを見に行ったんです。社員数が増え、オフィスは西新宿から御茶ノ水駅前に移転していて会社が成長している様子。転職活動らしいことはせず1社だけ、自己応募でUGの選考を受けました。

成長企業は整っていないからおもしろい!困難な状況のほうが燃えるんです

ーーUGに入社してみて、いかがですか。

それまでの環境とは打って変わって自由度が高く、働き方もガラっと変わりました。UGに転職したとき私は40歳で、はじめは「自分に何ができるだろう」という不安もありましたが、想像していたよりもこれまでの経験を活かすことができています。
また、私にとって最大の関心だった「中堅・中小企業を強くする」ということについても、大企業との違いにたくさんの刺激を受けています。組織の形も仕事の流れも整っていた大企業と違い、中堅・中小企業のおもしろさは”整っていない”こと。業務の流れひとつとっても、ルールが存在しない・これといった方針が定まっていないケースがあります。社員数が少ないうちはそれでも仕事が回るのかもしれませんが、社員数が増加するとそれまでのやり方に限界が来たり、IT化が必要な場面も出てきます。会社の成長に合わせて現状を把握し、ときには部署をまたいで、ときには全社を巻き込んでひとつひとつ業務フローを整えていく・・・こういった創意工夫の繰り返しを率先してやっていけるところに中堅・中小企業で働く醍醐味を感じますね。

ーーシェアード社員の働き方にはすぐ慣れましたか。

そうですね、わりと早く順応できたと思います。最初のご支援先では社員の方が突然休職されてしまい、何がどこにあるのか、サーバーの入り方も誰がどのシステムを利用しているのかもわからず、お客様も大変お困りでした。そのような状況だとコーポレートITの全体像をつかむのに時間がかかるし、安定運用できる状態にしたくてもわからないことが多すぎる。そこで私は自分からお客様担当者の方に状況を説明し、「少しのあいだ稼働時間を増やしてもいいですか」とお話したところ、ご了承いただきました。まだ入社して1ヶ月くらいのときでしたね。その後は稼働時間を増やせたおかげで状況把握が早く終わり、新しい取り組みにまで着手できるようになりました。ちなみに、入社から3ヶ月後には自分からお客様にご提案して単価アップも実現しました!

ーー入社当初からすごい行動力ですね。稼働時間増や単価アップを自分で決めてくるなんて、営業部隊を持たないシェアード社員のお手本です!

私はより困難な状況のほうが燃えるタイプのようです(笑)これまで10社のお客様をご支援しましたが、初めは困難な状況でも安定運用できる状態になったあと若手のメンバーと交代することもあります。経験の浅いメンバーに引き継ぎができればお客様にとってはシェアード社員を利用するコストが軽減できますし、引き継いだメンバーにとっては新たな成長の機会になります。また、私では解決に時間がかかりそうな課題があるときは、私よりも早く解決できるメンバーに参加してもらったり、そのまま託して交代することもありますね。そのときの状況に応じて、お客様に喜んでいただける方法を考えています。
こうして会社同士のお取引が続いているおかげで、なかには私をリピートしてくださるお客様もいらっしゃいます。一度離れたあとも、別のプロジェクトが発足してたびたびお声掛けくださるんです。覚えていてくださって頼っていただけるのは大変うれしいですし、お客様のためにますます成長しなければ、と身の引き締まる思いです。それに、転職を重ねることなく環境を変えたり柔軟な働き方ができるのはシェアード社員ならでは、ですね。

UGの”ブローカー”と呼ばれて


ーー現在の活動についても教えてください。

第2インソーシング事業部でユニット(※)リーダーをしつつ、シェアード社員として19社のご支援をしています。

※ユニット=事業部を構成する8~10名ほどのチーム

ーーええっ!?19社ですか!!(驚)

はい、そのうち16社はAM(※)として関わっています。これまで60社ほどAMを担当し、それぞれの業種・業態・企業規模に応じたコーポレートIT部門の体制づくりに携わってきました。UGのお客様は成長企業が多く組織や環境の変化がたびたび起こり、それに伴ってUG側もスクラム(※)の体制を変えることがあります。人の動きが出てくるときが主な私の出番ですね。16社もあると、すでに出ずっぱりですが(笑)

※AM=顧客責任者。準委任契約における指揮命令者であり、現場メンバーとは別にお客様やメンバーの状態を把握し支援する役割
※スクラム=お客様ごとに組成されるチーム

ーー日ごろ関わるメンバーはものすごい人数になりますよね。

常時60人、延べにすると70~80人くらいと関わっています。あるメンバーは私が受け持っている16社のうち4社でご支援しています。5月に行われたソフトスキルの周囲評価(※)では、私が評価をする対象者は60人もいました(笑)

※周囲評価=同じお客様をご支援しているメンバー同士が相互に評価しあう。年4回実施。

ーー60人!?私、20人くらいで多いなあと思ってました(汗)一度にたくさんのメンバーと関わるのは大変なことではないですか?

一日中グループチャットの通知がひっきりなしなのでそりゃあもう目まぐるしいんですけど、こういう役割が好きなんですよね。最近は私、UGのブローカーって呼ばれています(笑)

ーーブローカー!(笑)言われてみれば確かに、こにたんは普段からメンバーに対してマメに関わりを持っているなぁと思います。世話好きさん!

仲人やるのが大好きな近所のお見合いおばさんともいいますね。独身のお嬢さんがいるって聞きつけると「どんなお相手がいいかしら」ってひとりで勝手に奔走してしまう・・・

ーーこにたんがお見合いおばさんにしか見えなくなってきました(笑)2020年度にはUGグループアワードで「この人に感謝賞」を受賞されていましたよね。いつごろからそういった役割や動き方がお好きだったんですか?

振り返ってみれば学生時代からそんな動き方をしていましたね。演劇やミュージカルなど、舞台の裏方をやっていたんです。どこの団体にも所属せず「公演やるんだ。手伝ってよ!」と声をかけられたら舞台制作のメンバーを集めて期間限定のチームを結成。公演が終わったら解散して、また呼ばれたらチームをつくって・・・という感じでした。

ーーフリーランスのように働くシェアード社員と似ていますね!これからUGでやっていきたいこと、なりたい姿があればお聞かせください。

UGブローカー仲間を増やしたいです。案件のアサイン方法は挙手制が基本ですが、スクラム側から募集をしたり個別に声をかけることもあります。お客様や現場メンバーから「こんな人に助けに来てほしい」という要望があったとして、必ずしもその通りの人が見つかるとは限らないし、そういう人に参加してもらうのが正解なのかもわからない。そんなとき、私なりに状況を噛み砕いて「どんな人にどういう関わり方をしてもらったらお客様を助けられるのか」ということを考えて人を探します。そのときがいちばん楽しいですね(笑)お客様のために自分ができることを増やして仕事の幅を広げていくという方法もありますが、私ひとりが頑張っても使える時間は月に160時間が限界です。しかし、UGメンバーのスキルや強みを組み合わせたらその何倍もの価値を提供できる。そのために、ブローカー仲間が必要です。
そして、お客様のためにもUGのためにも、良い選択をしていける”強い組織”をつくりたいです。事業部運営をするなかで、ときどき「我々は本当の意味でお客様の目線に立てていないのではないか」と反省することがあります。UGも成長途上なので目の前の数字にこだわる場面もありますが、長い目でみたときの利益に反するようなことには経営メンバーに対してもはっきり「NO」を示し、「こにたんがそこまで言うなら」と思ってもらえるような説得力のある存在になりたいですね。

ーー”強い組織”をつくりたい想いもあって、調整や説得など大変な役回りもやってくれていたんですね。それでは最後の質問です。ズバリ、あなたにとってUGとは?

「遊び場」です。私は仕事と遊びの区別がほとんどありません。ご飯を食べる・お風呂に入る・テレビを見る・UGで仕事する、全部並列なんです(笑)そんな感じで毎日楽しく働いている場がもっと”強い組織”になったら、もっと楽しくなる予感がしています!

ーー今日はたくさんのお話、ありがとうございました!

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