DAILY WORK
UGの日常

UG入社後、一度はうちのめされた私が、「働くひとのために働く」喜びを感じる理由 - ユナイトアンドグロウ総合採用サイト

  • 中途(30代〜)向け
2021.11.24

UGで一番最初のお客様をご支援しています

現在(2021年11月)、私は44歳、2社のお客様をシェアード社員としてご支援しています。その一つのお客様、F社はUGの一番最初のお客様で、16年もご支援を続けさせていただいていて、担当したシェアード社員は50人を超えています。どのお客様も大切なのはもちろんですが、16年も企業として信頼をしていただいていることには特別な想いを感じますし、私自身しっかりやらねば、と身が引き締まる思いです。

F社はテレビ関連のリサーチ会社で、週に1回訪問し2時間のご支援をしています。コーポレートIT専任の方がいらっしゃらず、役員の方と、経理兼務の方2名で社内システムの管理を行っています。訪問した際に今困っていることをヒアリングし、私が調査を行ったり、問題解決に取り組みます。PCのトラブルや、グループウェアの管理運用、ストレージ関連、ネットワーク関連のトラブル解決と、お困りごとは多岐に渡るので、訪問するたびに「今回はどんなお話があるだろう」とドキドキしていますね。2時間で結果を出さなければいけないというほどよいプレッシャーがあり、うまく仕事が進んだときは安堵感がありますが、すぐに解決できないときは悔しい思いをするときもあります。

お客様とお話するときは、なるべく技術的、専門的な言葉を使わないようにし、自分が対応可能な範囲、知っている範囲を明確に伝えるように努力しています。よくわからないことを相談してもらっているので、余計に不安に思わせてしまうようなことはしたくないんです。

F社以外の時間はN社のご支援をしています。もともとはN社のみに常駐してじっくりお客様と向き合う働き方をしたかったので、2社を掛け持つということは考えていませんでした。

ちょうど1年くらい前、F社のAM(顧客責任者。準委任契約における指揮命令者であり、現場メンバーとは別にお客様やメンバーの状態を把握し支援する)のすぎけんさんが、F社の稼働メンバーローテーションを検討しており、次のメンバー候補を探していました。「くわさんにぜひお願いしたい」と誘ってもらったこともあり、そこまで言っていただけるなら、複数社をご支援する働き方にチャレンジしてみようと思い、ご支援をすることになりました。

実際にご支援を始めてみると、すぎけんさんの想いがよくわかりました。先方の役員の方は16年前からいらっしゃる方で、たくさんのUGメンバーと関わっています。オープンな雰囲気で会話をしてくれて、ご自分のことを素直に語ってくださるので、すぐに打ち解けてお話することができました。この方と話していると、「頑張らなきゃいけない、応えてあげたい。」とこれまで以上に強く思うので不思議です。16年間の信頼というのはすごいものですね。

 

「働く人のために働く」という価値観に気づきました

1社のみに常駐してじっくりお客様と向き合う働き方をしたいと考えていたのは、決してポジティブな理由ばかりではありません。もともと、介護業界や製造業の情報システムを長く務めていた私は、UGに入社して成長企業のお客様と接するなかで、「こんなに自分は勉強してこなかったんだな」と 、自信をなくしてしまうこともあり、腰を据えてしっかりと学び直そうと思ったことがきっかけでした。

UG入社以前、私が最初に勤めたのは老人ホームで、事務職と情報システム担当を兼務していました。入居者の方の買い物を代行するにあたり入出金の管理、帳簿の作成などをしたり、納涼祭など施設の行事の際は、企画の手伝いもしました。当時はまだワープロが残っていた時代ですから、情報システムとしてはパソコンの導入に始まり、ヘルプデスク、介護保険システムの導入などに取り組みましたね。
私自身が介護を行うことはありませんでしたが、あるとき「自分は介護をする人(職員の方たち)のために働いているんだ」ということに気づき、やりがいを持つようになりました。当たり前のことのように感じられますが、「働く人のために働く」ということは今も昔も私の大事な価値観になっていると思います。

ただ、老人ホームの仕事は労働時間がとても長かったんです。結婚して子供が生まれ、家庭を大事にしようと転職を決意しました。次に勤めたのは3次元CADの導入支援を行う会社で、私は産業機械メーカーに長い間常駐し、導入から定着のサポートを行いました。ちょうどリーマンショックが重なり、派遣契約に切り替わったのを経て、最終的にはその会社に転籍することになりました。この会社には9年勤め、3次元CADの定着支援の他に、採用や事務系、情報システムなどコーポレート系全般の仕事を担当しました。

業績の良い企業でしたので、業務システムについては「現状のままでよい」という感覚が広がっていたように感じます。システムを管理している私としては、「そのままでは、一気に傾く可能性があるのに・・・」と危惧する一方、改善や刷新に取り組めない歯がゆさがありました。

また、新しいシステムの導入がなかなかできないことから、IT人材としてのキャリアが心配になりました。展示会やセミナーに参加するたび「世の中から随分遅れてしまったな」と感じ、そのころから転職を検討し始めましたね。そこで偶然UGを見つけ、2018年、UGに入社しました。

UGに入社したのは老人ホームに勤めていた時代から大事にしていた「働く人のために働く」という私の価値観と共感できたからです。それが実際に仕事として推進できることを欲していたので、「ぜひ働きたい」と思ったんです。

 

これまでの経験が通用しない、打ちのめされた・・・と思った先に

しかしUGに入社してからは、「世の中から随分遅れてしまったな」という感覚を実際の業務でリアルに感じることになり、苦労しました。

最初は数百名規模の会社を支援しているスクラム(お客様の企業を支援するグループ)に参加し、すでに整理された課題に取り組む事になりました。各課題はこれまでの経験もあったことから「なんとかなるかな」と思っていたのですが、これが甘かったです。私は長く一人で情シスを務めていたので、組織的な動きがなかなかできませんでした。資料作成もこれまではベンダーに頼っていたからうまくできない、スピード感はこれまでと全然違ってついていけない、「まともに動けない」と感じる日々が続きました。結果的に体調を崩し、2ヶ月ほどでそのお客様のご支援からは抜けさせてもらうことになったんです。

「これまでの経験が全然通用しない、打ちのめされた」と感じました。しかしそこで、だいすけさんと話す機会があり、地に足をつけてもう一度頑張ろうと思える出来事がありました。うまくご支援ができなかったことに関して、振り返りMTGを行っていただき、だいすけさんから「ヘルプデスクちゃんとやり直すか、プロジェクト単体をしっかりと推進できるようになるか、いずれにせよ、なにか武器になるものをつくったほうがいいですよ」とアドバイスをいただきました。私は、これまでの経験もふまえ、「働く人のために働く」ということをあらためて考えて、「ヘルプデスクをしっかり学び直そう」と考えました。

また、他のUGメンバーからも心配をしてもらいました。UGビリヤード部のビクターから「気分転換にちょっと息抜きしよう」と声をかけてもらい、ゲームをしつつ他のUGメンバーの経験をシェアしてもらいました。長年一人で仕事をしていたので、こういったつながりはうれしかったですね。
現在ご支援しているF社AMのすぎけんさんはその頃からお世話になっています。そこで一緒にご支援をしないかと誘ってもらったのが、現在も担当しているN社です。今どきなシステムは揃っているし、お客様との信頼関係ができているメンバー、がーするさんもいるので、コーポレートIT全般を学び直すにはふさわしい環境でした。ここでヘルプデスク、業務システム全般の運用を学び直すことができ、ようやく自分の経験を活かしてご支援することができました。

自信を取り戻すうえで、大切な経験もさせていただきました。基幹業務更新プロジェクトの一角としてワークフローシステムの入れ替えプロジェクトを担当することになりました。
各部門のご要望に対し、「出来る、出来ない」と「代替案」をしっかり提示するため、「今回はもう失敗はできない」と準備を徹底しましたね。その結果、担当プロジェクトは滞りなく完了し、N社の役員の方から、「メーカーのサポートより詳しいですよね。意図を汲んで回答してもらえて助かる」とのコメントもいただきました。一度は自信を失った私がこんな成功体験ができたことはとてもありがたく感じ、N社の方には大事な経験をさせていただき大変感謝しています。

冒頭でお話したF社のご支援についても、私はじっくり1社のお客様と向き合い、落ち着いた環境でじっくりと学び直したほうがいいだろうと考えていたので、最初は躊躇しました。しかし結果的には、ご支援ができてよかったです。

UGグループのミッションは「人と組織を強くする」です。私はまだ「組織」や「経営」というほど大きなテーマにアプローチできていないと思います。でも私は「人」のために働くことは好きですし、それにチャレンジする喜びややりがいをあらためて感じさせてくれたのがF社の方です。

F社の役員の方、経理兼務の方は、私を信頼して相談してくれます。この人達をサポートできればその会社の従業員の方のためにもなる。これが私のやりがいであり、この先も取り組んでいきたいことです。

40歳を過ぎた年齢を考えると経験の幅が狭いのかもしれません。これからも「働く人のために働く」という自分の軸を大切にしながらお客様をご支援し、経験の幅を広げ、収入もさらに上げていきたいと考えています。その喜びを感じさせてくれ、私自身の成長機会も与えてくれるお客様に大変感謝しています。

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